こんにちは。モウカクです。
本記事では、イベント運営スタッフの種類と役割についてもう少し深掘りして解説してみたいと思います。
私は過去にイベント運営会社での勤務経歴があり、イベント運営の主催、責任者として100件以上のイベントに携わってきました。そこで、スタッフ別に「主催者側が求めているのはこういうこと」というアプローチを交えながら細かく説明してみたいと思います。
それではいきましょう！
会場外誘導員の概要
主にイベント会場の外で、参加者が迷子にならず会場までたどり着けるよう誘導を行うポジションです。
時々駅などで「イベント会場はこちら」等の案内板を持って案内している人を見かけるかもしれませんが、会場最寄りの公共交通機関ターミナルなど指定された場所で、イベント参加者を会場まで案内・誘導する役割を担います。
指定場所からイベントが開催される会場までの経路、道筋、所要時間などをイベント参加者に案内・誘導します。
イベント参加者が会場まで問題なく辿り着けるよう、正確かつ分かりやすい案内をすることが求められます。
会場外誘導員 主な業務
イベント会場最寄りの駅・バスターミナルから会場までの経路把握
当日の誘導業務指定場所から、イベント会場までの経路・道筋・最寄りターミナル・交通アクセスなどについて明確に把握しておきます。
当日、会場が分からず迷っているイベント参加者の案内をしたり、イベント会場場所、交通アクセスなどについてイベント参加者より質問を受ける可能性があります。その際に経路・道筋・最寄りターミナル・交通アクセスは事前に把握しておく必要があります。
必要であればイベント主催者やイベント（会場）責任者と協議のうえ、イベント会場・誘導業務指定場所・周辺について事前下見を行います。
イベント参加者に対する会場までの案内、誘導
イベント当日は、会場に向かうイベント参加者に対して会場までの案内・誘導を行います。
会場がわからず迷っているイベント参加者への声かけはもちろん、必要に応じて自発的に会場へ向かうイベント参加者に対しても積極的に声かけを行い、会場案内・誘導を行います。
特にイベント開始時間直前は会場へ向かうイベント参加者で混み合うため、より積極的な声かけとスムーズな案内・誘導が必要となります。
イベント参加者からの質問対応
当日の案内・誘導中に、イベント参加者から何らかの質問を受けた場合は対応を行います。
会場外誘導員自身で回答・対応可能な場合（業務マニュアルに対応方法が記載されている等）は、参加者に対して適切な回答・対応を行います。
会場外誘導員自身での回答・対応が難しい場合は、イベント（会場）責任者に速やかに状況報告のうえ、イベント（会場）責任者の指示に従って必要な回答・対応を行います。
会場外誘導員の服装
男性、女性ともに基本はスーツスタイルが望ましいですが、イベントの性質によってはその限りではありません。
野外イベントなどの場合は、ポロシャツ・スラックスなどのスタイルが望ましいこともあります。主催者の指示に従って準備しましょう。
ヘアワックスや香水などは、無香料または微香性のものに留めたほうが望ましいです。
靴は革靴、動きやすいものが基本ですが、静穏性の強いイベント（試験、講習、セミナーなど）では、ソールの音が鳴るタイプやヒールは止めた方がよいです。（来場者からのクレームに繋がる可能性があるため）
会場内誘導員に求められるスキル
空間把握能力
会場外誘導員は、当日イベント会場へ向かうイベント参加者に対して誘導業務指定場所からイベント会場までの経路・道筋・最寄りターミナル・交通アクセスなど、必要とされる情報を正確に分かりやすく案内・誘導することが求められます。状況によっては誘導業務指定場所からイベント会場までの経路の代替案、代替案時の所要時間などを求められることになります。
よって、誘導業務指定場所を中心としたイベント会場周辺の空間を正確に把握出来る能力が求められます。
的確な状況判断が出来る
会場外誘導員は、全てのイベント参加者が遅滞なくイベント会場に到着出来るよう、イベント参加者の状況や動線に常に気を配る必要があります。また、万一緊急の事態や不測の事態が発生した時には正確な状況把握に努め、イベント（会場）責任者への迅速な報告および協議、適切な対応が求められることになります。
よって、常に視野を広くもち、適宜的確な状況判断が出来る能力が求められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、会場外誘導員の役割や求められるスキルなどについて解説してみました。
今回の記事をここまで読んでくださったみなさんの中で、
会場外誘導員、やってみたいかも
会場外誘導員は自分のタイプに合っているかも
と思われた方がいらっしゃれば、ぜひチャレンジしていただければと思います。
会場外誘導員は、イベント参加者がイベント会場に問題なく辿り着けるよう正確に分かりやすく案内することと併せ、イベント参加者が迷うことのないよう動線にも配慮必要があるので、負担やプレッシャーは相当に大きいかもしれません。
ただ一方で、冷静かつ的確に物事を判断する力、また正確な空間把握能力など、身に付いたり鍛えられるスキルは他でも役にたつものばかりです。イベントやり遂げたあとの達成感や充実感も大きいですよ！
では今回はこの辺で。長々とお付き合いいただき有難うございました m(__)m
コメント