こんにちは。モウカクです。
本記事では、イベント運営スタッフの種類と役割についてもう少し深掘りして解説してみたいと思います。
私はイベント運営業界での勤務経歴が20年強あり、イベント運営の主催、責任者として100件以上のイベントに携わってきました。そこで、スタッフ別に「主催者側が求めているのはこういうこと」というアプローチを交えながら細かく説明してみたいと思います。
それではいきましょう！
イベント（会場）副責任者の概要
イベント（会場）責任者に次ぐ立場で、イベント運営の進行と状況を逐次確認しながらイベント全体の統括を補佐する役割を担います。
イベント成功のため、責任者とは異なる視点でイベント全体を見渡す役割が求められます。トラブルや不測の事態、緊急の内容に関する対応方法を事前にイベント（会場）責任者と情報共有を行い、万一イベント当日に発生した場合はイベント（会場）責任者とともに対応する役割となります。
イベント当日は、イベント（会場）責任者と同様、具体的な業務は持たずに統括業務に専念するケースが多いですが、少人数のイベント運営時は当日の運営や進行を兼任する場合もあります。
イベント（会場）責任者はプロデューサー的側面が強く、イベント（会場）副責任者はディレクター的側面が強いと考えてもらえると分かりやすいかもしれません！
イベント（会場）副責任者 主な業務
それでは以下で、イベント（会場）副責任者の主な業務について解説していきましょう！
当日のイベント運営の全体進捗管理・補佐
当日のイベント運営が問題なく実施できるよう、スタッフの勤務状態、イベント参加者の状態、イベント会場の環境、空調状態、また天候状況や交通情報などの状況について、イベント（会場）責任者と連携しながらイベントの運営統括業務を補佐します。
他スタッフへの業務説明、指示の補佐
当日のイベント運営が遅滞なく進行出来るよう、イベント（会場）責任者と連携のうえ、必要に応じて他のスタッフ（イベント進行役、イベント進行役補助員、会場内誘導員、会場外誘導員など）に対して、当日の業務マニュアルに基づき業務説明、指示をします。
イベント会場巡回、スタッフ管理
当日のイベント運営の進行に遅れやトラブルなどの支障が生じてないか、イベント会場を巡回のうえ、必要に応じて適切な対応を行います。
また、イベント（会場）責任者と連携し、他スタッフの勤務状況についてイベント進行に支障が生じていないか等についてのスケジュール管理を行います。
イベント参加者への対応
当日のイベント参加者に何かしらが生じた場合（体調不良の申し出、クレームの申し出）、イベント（会場）責任者と連携のうえで適切な対応を行います。
緊急事態、不測事態発生時における状況確認、指示の補佐
当日のイベント中に緊急事態や不測の事態が発生した場合、イベント（会場）責任者と連携し、主催者に対して速やかに事案を報告、対応を協議のうえ、現場対応を行います。
イベント（会場）副責任者の服装
イベント（会場）責任者と同様、男性、女性ともにスーツスタイルが望ましいです。
ヘアワックスや香水などは、無香料または微香性のものに留めたほうが望ましいです。
靴は革靴、動きやすいものが基本ですが、静穏性の強いイベント（試験、講習、セミナーなど）では、ソールの音が鳴るタイプやヒールは止めた方がよいです。（来場者からのクレームに繋がる可能性があるため）
イベント（会場）副責任者に求められるスキル
では続いて、イベント（会場）副責任者に求められるスキルについて解説していきます！
リーダーシップがとれる
イベント（会場）副責任者は、イベント（会場）責任者と同様に当日のイベント運営の全体統括を担う立場であり、他スタッフの業務管理を行う立場でもあります。
よって、イベント全体が円滑に進めるために統率をとれるリーダーシップが求められます。
状況を俯瞰で見れる、広い視野
イベント（会場）副責任者は、当日のイベントの進行状況について把握をする役割のほか、イベント来場者の状況やイベント会場の環境状態に関する把握、また緊急の事態や不測の事態が発生した時には正確な状況把握に努め、イベント（会場）責任者への迅速な報告および協議が求められることになります。
よって、常に視野を広くもち、全体の状況を俯瞰で見ることが出来る能力が求められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、イベント（会場）副責任者の役割や求められるスキルなどについて解説してみました。
今回の記事をここまで読んでくださったみなさんの中で、
イベント（会場）副責任者、やってみたいかも
イベント（会場）副責任者は自分のタイプに合っているかも
と思われた方がいらっしゃれば、ぜひチャレンジしていただければと思います。
イベント（会場）副責任者は、イベント（会場）責任者と同様にイベント当日の責任を担う役割となるので、負担やプレッシャーは他の業務と比べても大きいのは確かです。
ただ一方で、状況把握能力や物事を俯瞰で見る力など、身に付いたり鍛えられるスキルは他でも役にたつものばかりです。イベントやり遂げたあとの達成感や充実感も大きいですよ！
では今回はこの辺で。長々とお付き合いいただき有難うございました m(__)m
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