こんにちは。モウカクです。
今回は4月、新年度ということで「夢・目標」に関わる話を綴ってみたいと思います。
みなさん、自分の「夢・目標・やりたいこと」ってありますか?
「やりたいこと、あるよ!分かってるよ!!」というみなさん、素晴らしいと思います!!
ぜひ、その気持ちを大事に行動に繋げていただければと思います。
私もここ最近、家族の影響で音楽グループのオーディション番組を観る機会が増えたのですが、夢や目標に向かって頑張っている子達の姿を見ていると、、、
「夢や目標、やりたいことが明確だと、そこに向かってひたむきに熱量を持って努力出来るなぁ」
「大変なこともあるだろうけど、達成感、充実感はもっと大きいだろうなぁ」
と、年甲斐もなく素直に「すごいなぁ、頑張ってるなぁ」と尊敬してしまいます。
そして、少し羨ましくもあります(;’∀’)
一方で、少し前までのモウカクのように、、、
夢・目標なんて特にないし、やりたいことが分からないんです・・・
などと悩んでいる方も結構多いのではないでしょうか?
かくゆうモウカクも、、めっちゃくっちゃ長い時間悩んでました (-_-;)
ただ。以前「そうか!やりたいことってこういう風に見つけられるのか!!」という出来事に遭遇していた事がありました!
そこで今回は、「夢、目標、やりたいことが分からない」と悩んでいる皆さんへ、自分のやりたいことを見つけられる考え方のヒントをモウカクの体験談からご紹介していきたいと思います!!!
では具体的に見ていきましょう!
「やりたいことが分からない」のは具体的に設定しているから
これは以前、知人と会って他愛もない話をしていた時のことでした・・・
モウカクくん、、、自分今の仕事辞めようと思ってるんだよね。。でも他にやりたいこともなくて…経験もあるし、とりあえず同業他社で転職考えてるんだけど、、、
え、どうしたの・・・? 今の仕事、やりがいがあって充実してるって話してたじゃん??
そうなんです。この知人は当時の仕事を10年以上続けており、約2年前から社内のプロジェクトリーダーを任され、日々とても充実している様子でした。
うん。そうなんだけど、、、最近入ったプロジェクトメンバーと意見が合わなくてね。。。
会議でも以前より自分の意見が採用されにくくなった感じもあって、、、自分、必要とされてるのかなって。。。
そうなんだ。でも仕事内容自体はやりがいあるって言ってたよね?
うん・・・よく分からなくなってきたんだよ。今はプロジェクトの事考えても楽しくないし、、
メンバーと意見も合わないから。。。今の仕事自体は長年やってるから得意だし、他に出来ることもないから続けていきたいとは思うけど・・・
…それってさ、本当にやりたいことじゃないんじゃない?
……どういうこと??
怪訝な顔をして聞き返す知人に、私はこう説明しました。
うん。今聞いた話だと、、、
・社内のプロジェクトリーダー → やりがい、充実 UP⤴
・プロジェクトの推進 → やりがい、充実 UP⤴
・プロジェクトメンバーとの意見相違 → モチベーション DOWN⤵
・プロジェクト内での自身の価値への疑義 → やりがい、充実、モチベーション DOWN⤵
という風に聞こえたんだよね。だとすると、、、君が本当にやりたいことは今の仕事に限らないんじゃないかな?言い方を変えると、今のプロジェクトを推進するのが君のやりたいことをたまたま満たしているだけなんじゃないかな、と思ったけど。
君が本当にやりたいことは、「自分の望む裁量やペースで物事や仕組みを構築すること」なんじゃないの?
・・・!!
…他愛もない話のつもりが、いつの間にかお悩み相談に。。。(苦笑)
ただ、上記で書いたことは多くの方が経験されていることではないかと思うのです。
お仕事されている方・学生の方に限らずですが、目の前に抱えているタスク(仕事、課題、宿題etc…)を「出来ること」「出来ないこと」にいつの間にか分類しているのではないでしょうか。
この「(今)出来ていること」が時を経るうちにいつの間にか「得意なこと、好きなこと、やりたいこと」に認識変換されていることが多いのです。
上記の知人のケースは、自分が「今出来ていること」がいつの間にか「やりたいこと」に認識変換されていた良い例です。上記の例だと、知人は自分が中心でプロジェクトの推進をしている時に心地良い状態であり、やりがいと充実感を感じています。
その後、プロジェクトメンバーと意見の食い違いが発生するようになった事で、ストレスを感じ、モチベーションが下がっています。
この2点から、知人は
「自分メインで何か物事を進める」ことが「やりたい」ことであり、
「他メンバーと意見、議論する」ことは「やりたくない」こと、と言い換えることができます。
一方、知人は10年以上今の仕事を続けている(出来ている)ことで、今関わっている仕事そのものが「やりたいこと」に設定されている状態です。
この状態だと、もしやりたいことが別にあっても今の仕事が「やりたいこと」として具体的に設定されているため、他のやりたいことが見えにくい状態になっています。
これを心理学上では「スコトーマに隠れている状態」と表します。
ではどうするとよいのでしょう?
次の項で綴っていきたいと思います。
やりたいことの抽象度をあげてみよう(発想・視点を変えてみる)
ここでご紹介するのは、「発想・視点を変えて考えてみる」ということです。
これを心理学、コーチングの世界では「抽象度を上げる」といいます。
上記知人の例で言うと、会話の中にあった
今の仕事自体は長年やってるから得意
この発言がポイントになります。
知人は今の仕事が得意なことだと発言していますが、その根拠は「長年やっているから」です。
ここがミソです。
先の項でも述べましたが、「長年にわたって出来ている」ことが、あなたの本当にやりたいことであるとは限らないのです。むしろ、「長年出来ている」ことによってスコトーマが発生し、脳が本当にやりたいことを見えなくしている可能性すらあります。
そこで試していただきたいのが、「発想・視点を変えてみる」ということ。
上記知人の例で言えば、仕事というシチュエーションを一度取っ払い、別のシチュエーションに置き換えて考えてみましょうということです。
実際に知人に例えとして話したのが以下になります。
また、このような視点で考えてみるのも有効だと思います。
このように置き換えて考えた際、あなた自身がどう感じるか。
そこに「あなた自身が本当にやりたいこと」のヒントが隠れているかもしれません。
発想・視点を変えると、やりたいことや自身の可能性が拡がる!
上記の例で書いた知人はその後どうなったか?
結果は、、、会社を辞めて独立。「自分がやりたいと思ったことをやろう!!」と決意して毎日イキイキと過ごしているそうです。
知人は私と話をしたあと、自分が本当にやりたいと思っていることが何なのかについて発想や視点を変えて(抽象度を上げて)改めて考え直したそうです。結果として、、、
上記内容を含め、他のシチュエーションでも考えてみたそうです。その結果・・・
知人は自身のやりたいことが「周りに縛られず、自分の望む裁量やペースで、自分自身が本当に良いと思うコンテンツを開発・提案すること」だと気付いたのです。
今は、会社でのプロジェクト推進経験を生かして、勤めていた業界向けのコンサルティングを中心に活動しているそうです。
いかがでしょうか。
「夢、目標、やりたいことが分からない」と思い悩んでいる皆さん。大丈夫です!
焦る必要はありません。夢や目標、やりたいことが分からないのは、普段の生活で出来ていることによって見えなくなっているだけかもしれないのです。
是非、「発想・視点を変えて考えてみる」ことを試していただき、「本当にやりたいこと」を見つけるきっかけにしていただけたらうれしいです!
それでは今回はこの辺で。長々お付き合いくださり、有難うございました m(__)m
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