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物事を長く継続するためのマインド・取り組み方

考え方・捉え方
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こんにちは。モウカクです。
先日、田原俊彦さん(トシちゃん)の歌番組でのパフォーマンスに感銘を受け、トシちゃんに関心をもった筆者。
以降、他番組・SNS上の動画・トシちゃん自身のコンテンツなどで、人となりを拝見させてもらっていますが、知る度に「大人だな、格好良いな、勉強になるな」と感心させられている日々です。

今回は活動年数にフォーカスし、「物事を長く継続するためのマインド・考え方」について掘り下げて考えてみたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください。

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「45周年」という数字に思うこと

先日発売された夕刊フジ(2024年8月1日発売)でトシちゃんの特集記事が掲載されていることを知り、購入しようとコンビニへ意気揚々と向かった…のですが。
新聞販売欄に置いてないじゃないか・・・夕刊フジ orz。。。
住んでる辺りじゃ取り扱ってないのかなぁ…とあきらめ、しょげてコンビニから出て取り扱い店を探し始めたら、なんとネットプリントサービスなるものが存在するではありませんか!
数分前にしょげて出てきたコンビニに意気揚々と入り直したモウカク。さぞかし店員さんから怪訝な目で見られたことでしょう・・・ご迷惑をお掛けしました(汗)

しかし、今って夕刊紙がネットプリントで手に入る時代なんですよねぇ・・・
昔、出張での新幹線移動のお供として夕刊紙と週刊誌数冊を駅のKIOSKで買っていた頃が懐かしい・・・今はサービスの進化がとても速いので、正直ついていくのでやっとです。

そんなこんなで、ネットプリントサービスにてトシちゃんの記事を無事にゲットした私。
芸能生活45周年を迎えたトシちゃんの現在地と未来にフォーカスが当たっており、かなり読み応えのある記事内容だったと感じています。

その記事を読んでいて改めて印象に残ったのが、「トシちゃんは今年で芸歴45周年」を迎えるということ。
芸歴45周年。文字にするのは簡単ですが、改めて考えるともの凄い数字です。
会社勤めに置き換えれば、20歳で新卒入社し65歳まで同業界・同業種で働き続けているのと同じような感覚かと思います。
終身雇用が叫ばれなくなって久しくなった現代において、新卒から定年間近まで同業界・同業種で働き続けるケースというのは稀なケースでしょう。
また、企業の平均存続年数が約30年と言われていることを踏まえても、その1.5倍である45年も継続出来ること、それ自体が実は非常に難しいことのような感じがします。

「そうか、45年も続けているのか・・・」
現時点で、私はほぼ同じくらいの年数を生きてきていますが、同業界・同業種・似たような環境で45年物事を継続出来るかと考えると、正直イメージが湧きません。
ただ、芸能・音楽業界で考えると長きにわたって活躍していらっしゃる方が沢山います。少し気になったので、今年2024年に節目の周年を迎えられる方、以下の方がいらっしゃいました。

・THE ALFEE … 芸歴50周年
・小林幸子さん … 芸歴60周年

いずれもトシちゃんより芸歴をさらに積み重ねていらっしゃいますので、尚のこと凄さが増します。
そしてトシちゃんを含め、この方々のマインドや考え方を拝見すると、「物事を長く続けるための秘訣」に共通項が見てとれます。私達も意識出来る内容ではないかなと思いますので、次項で掘り下げてみていきます。

マインド・取り組み方から見える「共通項」

それでは、上記で挙げたアーティストの方々のマインドから、「物事を長く続けるための秘訣」の共通項について掘り下げて考えてみましょう。

目標を高く設定し過ぎない

1点目は「目標を高く設定し過ぎない」ということです。これは一見ネガティブな表現に見えますが、とても大事な視点であると感じます。言い換えれば、「現実的に達成可能なラインに目標を置いている」と言えるからです。
以下のケースを想定してみてください。

●会社の年間売上目標を前年比200%増で設定する
●ダイエットに取り組み1ヶ月で20kg痩せる

上記に挙げた例、実は日常で良く行われている目標設定だったりします。
冷静に考えてみると、随分高いハードル設定をしていることに気付くのですが、目標を立てる当事者側になると良くやりがちなケースだと思います。

会社の年間売上目標の例で考えてみましょう。
年間売上前年比200%達成、具体的な数字例で言い換えると「前年売上が1,000万円だったので、今年の売上目標を2,000万円にしましょう」ということになります。
これは現場の意見を見聞きせず、会社役員や経営幹部のみで数値作成する場合に割と発生するケースです。
この場合、現実離れした数値目標になっていることも多く、現場社員はハナから「どうせ達成するのは無理…」と諦めてしまいがちになります。結果思ったような売上があがらず、会議で中間管理職が原因説明という名の吊るし上げに遭うという悪循環が待っているワケです…(会社員時代の私です・・・orz)

ダイエットの例も同じことが言えます。
「1ヶ月で20kg痩せる」ことは実際にはかなり難しいことです。大抵は3ヶ月~半年程の期間継続して、ようやく成果が出てくるものです。(ダイエットにチャレンジしたことがある人は分かると思います…)
ただ実際には、1ヶ月ダイエットを続けた結果「2~3kgしか痩せてない」という結果に落胆してダイエットそのものを諦めてしまう、そんなケースも少なくないと思います。

売上数値の例にしろ、ダイエットの例にしろ、挫折してしまうのには原因があります。
目標が高すぎるのです。
モチベーションを高めたり、長く継続するためには視点を変えてみましょう。「目標を高くし過ぎない」

上記で挙げたアーティストの方々は高すぎる目標設定をしていません。現実的に達成可能な目標を設定して、その目標達成に向けて行動していることがみてとれます。
トシちゃんであれば「毎年新曲をリリースしてライブを実施する」という目標設定をしていることが見てとれますし、THE ALFEEの皆さんであれば「今年の春にライブ2,900本を迎えたので、3,000本のライブ実施を当面の目標にしたい」とメンバーの高見沢さんがTV番組で言及されています。

いずれも、現実離れしておらず「現実的に達成可能なライン」に目標を設定しているのです。
だから達成に向けての行動意欲も自然と湧くのでしょうし、仮に目標期間内に達成出来なかったとしても「どこを改善すれば達成出来るか」の課題が具体的に見えると思います。
目標達成したら、また改めて「現実的に達成可能な」目標を設定して行動する。この積み重ねなのです。

私達人間は高い満足感を得るために目標を高く設定しがちです。しかし高すぎる目標設定は、モチベーションの低下を招き挫折に繋がりやすくなります。
近々での大きな成果を見据えるのではなく、一歩ずつ着実に目標達成を続けることで長期的視点での大きな成果に繋げる。トシちゃんやTHE ALFEEの皆さんはこの意識が根底に根付いているのだと思います。

新たな分野へのチャレンジに意欲的

2点目は「固定観念にとらわれず、新たな分野へのチャレンジに意欲的である」という点です。
言葉で書くと簡単そうに見えてしまいますが、実際に取り組むのはかなり勇気がいることだと思います。

私達は、何か新しいことにチャレンジするときには少なからず怖さを感じたり、躊躇することが多いです。
人間の潜在意識の中にある恒常性維持機能(ホメオスタシス)が強く作用することで、「今のままで良い」「変わらないままで良い」という状態を維持しようとするためです。
そして、この潜在意識内にある恒常性維持機能は年齢を重ねるほどに強化されていきます。言い換えると、年齢を重ねるほど、新たな分野へのチャレンジに二の足を踏む傾向があるということになります。

「今のまま変わらなくて良い」とする恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働くこと自体が一概に悪いことではないと思います。一方で世の社会情勢やインフラは目まぐるしいスピードで進化を遂げています。
私は現在40代後半の年齢ですが、私が小学生中学生くらいの頃はまだインターネット・携帯電話といった概念が世間に浸透しておらず、連絡手段は固定電話かポケベル(懐かしい…)、情報収集のツールはTV番組か新聞、または雑誌からといった状況でした。
あれから30年強。日常生活のインフラにネット・スマートフォンといったツールが当たり前となり、SNSを主に即時性のある情報収集がほぼ必須の時代です。
「変わらないで居続ける」ことは、場合によっては時代から取り残される危険性をはらんでもいるのです。

一方、上記であげたアーティストの方々をみてみると・・・

≪トシちゃん≫
TikTokアカウントでのダンス動画やYOUTUBEチャンネルを開設し、SNSやネットを活用したコンテンツの作成に意欲的に取り組んでいらっしゃることが見受けられます。

≪THE ALFEEの皆さん≫
昨年のイベント時に50周年を迎えてやりたいこととして夏フェスへの参加ということを発言されていましたし、8月14日(水)には自身初のトリビュートアルバムも発売され、メンバーの皆さんも歌い手や選曲に積極的に関わっていらっしゃる様子がうかがえます。

≪小林幸子さん≫
今年の8月2日に開かれた自身の60周年記念公演に伴う取材の中で、「転機はいつ?」との質問に対して「12~13年前にニコニコ動画に出会って新たな世界を知れたこと。一緒に楽しみながら勉強出来た」と回答されており、今後も型にとらわれずにチャレンジしたいとの旨を発言されています。

個人的には、この御三方に共通する観点として「良い意味で感覚が若い」と感じます。
御三方に関する記事をいくつか読ませてもらいましたが、共通する発言として「体が続く限りはいつまでもチャレンジしたい」という内容が出てきます。
率直に「素敵なマインド・考え方だな」と思います。
年齢はただの数字であって、いくつであっても「自身の可能性・伸び代」を信じてチャレンジを続ける。言い換えれば、色々な事へのチャレンジを楽しみながら取り組んできた結果として、長く活動を継続出来たのだ。そのように思えてなりません。

物事を長く継続し成果を上げるポイント 「急がば回れ」

いかがでしょうか。
今回は「物事を長く継続するためのマインド・考え方」をテーマに、今年節目の年数を迎えるアーティストの方の取り組みを例として掘り下げてみました。

私達は日頃、何らかの目標や計画を立てて努力しようと試みることを繰り返しています。
しかしながら完遂することなく、途中で挫折してしまうように感じる人も多いでしょう。

・1ヶ月で20kgダイエットする
・向こう1年で、税理士、公認会計士、社会福祉士の資格を取得する

上記のように、現実離れした目標を立ててしまうと目標達成に向けたモチベーションが上がらず途中で挫折してしまいがちです。また、目標を立ててもインターネット等でリサーチだけ行い、実際に行動を起こさないケース(分析麻痺症候群)もあります。

私達は目指すものがある場合、「最短で最高の結果」を求めがちです。
そして目標達成に向けた計画を考えている時は割と本気で「最短で最高の結果」を出せると思っていることが多いものです。(私は何度計画を立てて挫折したか思い出せないほどです・・・)

ですが、結果や成果が出るまでには一定の時間・期間を要するのも事実。この事実から目を逸らしてしまうと、せっかく行動しているのに、短期間での成果を求めてしまうが故に「自分には無理だった」「出来ないから諦めよう」といったマインドを招いてしまい、投げ出してしまうことになってしまいます。

上記のような結果を招かないためには・・・
上の項で挙げさせてもらった、アーティストの皆さんの取り組み方やマインドが参考になると考えます。

・目標を高く設定し過ぎず、着実なステップアップを行う
・固定観念にとらわれず、新たな分野に意欲的にチャレンジする

これらのマインドを持って取り組むことで、結果的に
「自分自身が楽しみつつ、自身の色々な可能性を試しながら、長期間にわたって活動を継続出来る」
ことが達成されているのではないかと思います。端的に言うなら「急がば回れ」ということでしょう。

物事へのチャレンジが長く続かない、と悩まれている皆さん。
本記事では今年芸能活動の節目を迎えているアーティストの方を例に「物事を長く続けるポイント」について掘り下げてみましたが、別にアーティストの方に限らないと思います。物造りの職人さんなど、1つの道を長期間継続していらっしゃる方は沢山おられます。皆さんが興味・関心を持てる方について、記事などで取り組み方やマインドを調べてみるのも良いのではないでしょうか。

私自身は本記事で掘り下げた上記の2点について意識し、今後の物事に取り組んでいこうと改めて感じました。
それでは今回はこの辺で。長々とお付き合いいただき有難うございました m(__)m

追伸
SNSで、トシちゃんが直近の公演(神戸)で足を痛めている状況を知りました。
まだまだ長いツアースケジュール。どうか無理せず、1日も早く快方へ向かうことを願います。

トシちゃんに関して他の観点で記事を書かせていただいています。ご興味あれば以下よりどうぞ。
格好良く年齢を重ねるということ
ただただ「カッコ良い」の一言。歌番組で久しぶりに田原俊彦さん(トシちゃん)の歌唱パフォーマンスを見て衝撃を受けた筆者の率直な感想です。今回なぜこんなに「カッコ良い」と思えたのか。メンターやライフコーチとしての悩み解決の視点を入れつつ、個人として感じた思いを書いています。

基礎・原点を大切にするということ
歌番組で久しぶりに田原俊彦さん(トシちゃん)の歌唱パフォーマンスを見て衝撃を受けた筆者。なぜこんなに「カッコ良い・凄い」と思えたのか。イベント運営に多数関わった経験者の視点を入れつつ、トシちゃんの仕事への姿勢から個人として感じた思いを書いています。

行動で示すということ ~「不動心」の体現~
田原俊彦さん(トシちゃん)の歌唱パフォーマンスや仕事の姿勢に感銘を受けた筆者。今回はトシちゃんが大切にしている言葉「不動心」をキーワードに、筆者が尊敬する別の人物との共通項などの視点を入れて、トシちゃんの「凄み・深み」について個人として感じた思いを書いています。

エネルギーを「与えて受け取る」ということ
田原俊彦さん(トシちゃん)の歌唱パフォーマンスや仕事の姿勢に感銘を受け、リスペクトが日々増している筆者。今回はYOUTUBEコンテンツでのトシちゃんの姿勢から感じた、ファン・視聴者(いわゆる顧客)への「メッセージ」について個人として感じた思いを書いています。

自分に正直に生きるということ
田原俊彦さん(トシちゃん)の歌唱パフォーマンスや仕事の姿勢に感銘を受け、リスペクトが日々増している筆者。今回はYOUTUBEコンテンツでのトシちゃんの姿勢から感じた、ファン・視聴者(いわゆる顧客)への「もう1つのメッセージ」について個人として感じた思いを書いています。

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