こんにちは。モウカクです。
いつもは自分の人生経験を元にメンターやコーチング、イベント運営コンサルに関する記事を中心に執筆しているのですが、今回は従来書いているような記事とは全然趣向が違い、推し活全振りの記事です(笑)
先日、私が小学校の頃に聴いて好きになり、以降折に触れて聴いていたアーティストである杉山清貴&オメガトライブのライブに行ってきました!
今回は念願叶って初参戦した記念…ではないですが、改めてオメガトライブと出会ったきっかけについて振り返ってみようかなと思います。よろしければ最後までお付き合いください。それではいきましょう。
その前に改めて私モウカクは何者なのか。簡単に記載させていただきます。
私は幼少期の頃から家族・同級生など周りの人達と興味・関心を持つ対象が少し違っていました。例えば、
要は、家族や同級生達の中でも浮いていて変なヤツだった、と思っていただければ十分です(苦笑)
オメガトライブとの出会い
そんな私のオメガトライブとの出会いは小学校5・6年生くらい、親の運転する車の中でした。
確か休日で親と一緒に車で出掛けていました。親が「デパートで買い物をする」と言い出したのです。
親はウインドーショッピングが趣味で、一度店に入ると結構な長時間滞在していました。最初のうちはウインドーショッピングにも付き合っていましたが徐々と飽きてしまい、そのうち親が買い物している時は車の中で待っているようになりました。
その時も車で待つことにした私は、車内にあったカセットテープを備え付けのデッキで聴くことにしたのです。
車内の音楽の決定権は運転手である親に全権がありました。同乗者の私には選択権はありません。
当時はほとんどチェッカーズが流れていたんじゃないかな…結果チェッカーズも好きだったんですけどね。
ただその時は親も買い物でいません。別のカセットテープを聴いてみようと思い、テープを入れ替えたのです。
これが出会いでした。入れ替えたテープから流れてきた曲が、何とも心地よいではないですか!
♪ Scramble Cross~ アルファの~ ギアを入~れ~た~ら ♪
この辺りでまず一発。完全にヤラれました。
当時率直に感じたのは「詞や曲の雰囲気から醸し出される大人な雰囲気」。今振り返れば歌詞の意味もロクに理解していない年頃だったんですが、曲の持つモダン・アーバン・アダルティな雰囲気に魅了され、どんどんどんどん惹き込まれていったのです。
そんな私に良い意味でトドメを差してくれたのが、次に流れてきた曲でした。
♪ ラヴシーンが~ そっと近づく~ 誘惑の~ シルエット~ ♬
詞の世界・曲の雰囲気。当時マセ願望をふんだんに秘めていたモウカク少年には十分過ぎました。
こうなるともう止まりません。夢中になって曲を聴き続けた私は気付けばカセットテープを2回転していました。
そんなタイミングで、親がウインドーショッピングから戻ってきたのです。(勘の良い人はお気づきかもしれませんが、親は1時間半くらいウインドーショッピングしていたことになりますね(苦笑))
あれ?アンタテープ入れ替えたでしょ?
車に乗るなり開口一番、親はこう言ってテープをチェッカーズに入れ替えました。
いやいや、1時間半近く放置しといて一言も無しかよ・・・普段だったらこうも言いたくなるところでしたが、この時は如何せんテンションが上がりまくり、おかしくなっていました。親にすぐさま、先ほどのカセットテープの正体を問いただしたのです。
あぁそれ?杉山清貴&オメガトライブっていうグループらしくて、知り合いが「良かったら聴いてみて」ってテープくれたんんだわ。1回くらい聴いたかなぁ?それがどうかした?
私はダメ元で親にカセットテープが欲しいと頼み込みました。
車内にある物は親に全権限があったので、NG出されて怒られるだろうと思っていましたが…意外とアッサリ
ん?…まぁ別にいいよ。特段聴いてないし。
OKをもらえたのです。この時は本当に飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。
これが、私が杉山清貴&オメガトライブの4枚目のアルバム「ANOTHER SUMMER」との出会いでした。
この日以降、私は自分のラジカセで狂ったようにエンドレスで聴いていました。よく「テープが擦り切れるほど聴いた」という表現を耳にしますが、本当に擦り切れるまで聴いていましたね。
オメガトライブの曲をかけながら、当時好きだった漫画「きまぐれオレンジロード」「朱鷺色三角」を読むことで、自分の頭の中で漫画の中の世界線を勝手に膨らませて楽しむという、一風変わった楽しみ方にしばらくの間没頭していました。(だから変わってるって言われるんですよね…苦笑)
ただ困ったのが、曲名が全く分からなかったこと。
親は知り合いからテープもらっただけだったので、カセットラベルにアルバムタイトルや曲名など書いてあるはずもなく、他に調べる術もなかったので、凄く好きな曲なのに曲名が分からないというモヤモヤを約3、4年ほど抱えて過ごすことになります。
そんなモヤモヤを吹き飛ばす機会が高校1年生の頃にやってきました。
当時の歌番組で「1980年代の流行歌を振り返ろう」みたいな企画があったのだと思います。その番組を何となく観ていた私は、以下のフレーズに耳馴染みがありました。
♪ 流星にみちびかれ~ 出会いは夜のマリーナ~ ♬
・・・これは!
数え切れないほど、テープが擦り切れるほど聴きまくったフレーズが流れているではありませんか!!!
思わずテレビを凝視した当時のモウカク少年。
そうか。「ふたりの夏物語」っていう曲名だったんだ。
初めて聴いて衝撃を受けてから3~4年。
曲名も分からずにひたすら聴き続けたアルバムの曲名を知ることが出来た最初の機会でした。
とは言え、当時はインターネットなどが普及する前の時代。スマホはおろか携帯電話も普及する前の話です。
(私が高校生の頃はポケベル全盛期でしたかね・・・)
曲名1曲を知ることが出来たとはいっても、他の情報をリサーチするには今よりもツールが全然ありません。
ましてカセットテープは自分で好きな曲だけを選んで録音することも出来たので(今でいうサブスクのプレイリストみたいなものですね)、同じアルバムの曲かどうかも厳密には分かりません。違うアーティストの曲を1本のカセットテープに録音して聴いていたのも日常茶飯事でしたから。
そう考えると、当時は今と比べて気になる楽曲があっても「曲名が分からずにモヤモヤする」ケースは遥かに多かったような気がします。私も当時気に入った曲で結局曲名には辿り着けなかった楽曲は山のようにあります。当時今のようなサービスが普及していたら、もっと音楽楽しめたのかなぁ…と淡い回想。。。
話を戻しましょう。
当時テープで聴いていた曲のうち1曲が「ふたりの夏物語」というタイトルであることは分かりました。
ただそれだけです。他に情報がないので広がりません。高校時代によく通っていたCDショップやレンタルショップではオメガトライブは置いてなかったので(杉山清貴のソロは置いてありましたが)、知りようがありませんでした。結局そのまま高校生活を終えることになります。
次の機会は大学入学後でした。
カセットテープの一撃から早6年以上が経過していたんですね。。。改めて考えるとオソロシイ…
大学から1人暮らしを始めた私。当時住んでいたアパートの近くに割と大きめのCDショップがあり、暇が出来る度にそのCDショップに足繫く通っていました。
…そして、そこで見つけたのです。
「杉山清貴」の欄にソロと共に杉山清貴&オメガトライブのCDが置いてあるのを!!
ようやく。ようやく曲名が分かるかもしれない。心の奥でテンションが湧きたったのを覚えています。
早速CDを手に取ってリサーチ開始。そして・・・
ありました。「ANOTHER SUMMER」。
フムフム。曲目リストに「ふたりの夏物語」も入っている。他には「SCRAMBLE CROSS」「真夜中のSCREEN BOARD」というタイトルも目に入ってきました。数え切れないほど聴いてきた曲の歌詞とタイトル名が一部シンクロする部分がある・・・
「これだ!」そう確信しました。
初めてオメガトライブの音楽に触れてから6年あまりの月日を経て、音源がカセットテープからCDへとアップグレードしたのでした。
ちなみに、アルバム1曲目が「ROUTE 134」だったことには最初驚きました。カセットテープで聴いていた時、A面の最初の曲は「愛の蜃気楼」だったので・・・
(CDの曲順通りに録音する時カセットテープの容量の問題で上手く入らないこと、あるあるでしたよね。私が聴いていたカセットテープでは、いくつかCDの曲順と順番が入れ替わっていたのはご愛嬌・・・)
ちなみにこの「ANOTHER SUMMER」、自分のこれまでの半生で最も聴いているアルバムだと断言出来ます!
カセットテープ時代から含めれば何百回、何千回と聞いてきたか分からないほどです。
これ以降、バイト代などから資金を捻出して他のCDも全て買い揃えるにいたります。
そして買い揃えてから約四半世紀、40代半ばを迎えた現在に至るまで折に触れて聴き続けています。
以上、ダラダラと書いてしまいましたが私が杉山清貴&オメガトライブと出会い、ハマっていった経過です。
私にとってのオメガトライブ=「原点に帰れる存在」
「ANOTHER SUMMER」から入った杉山清貴&オメガトライブの楽曲。
大前提として全曲好きだというのはあるのですが、個人的に好きな楽曲が以下の辺りですかね。
・SUMMER SUSPICION
・海風通信
・TRANSIT IN SUMMER
・ASPHALT LADY
・君のハートはマリンブルー
・BECAUSE
・Misty Night Crusing
・Never Ending Summer Ⅰ~Ⅳ
・JOANNA
・ROUTE 134
・ふたりの夏物語 ~NEVER ENDING SUMMER~
・遠い瞳
・SCRAMBLE CROSS
・真夜中のSCREEN BOARD
・愛の蜃気楼
・YOU’RE A LADY , I’M A MAN
・ガラスのPALM TREE
・REMEMBER THE BRIGHTNESS
・PLATONIC DANCER
・LONELY RUNNER
全然絞れてませんね(苦笑)
こうして挙げてみると、やはり「ANOTHER SUMMER」からの楽曲が多くなりますね。。。一番聴いてきたアルバムですし、やはり思い入れがあります。
ライブ参戦するということもあって、ここ最近改めて聴いていましたが、やはり初めて聴いた時と変わらずに心地よく聴くことが出来ます。
改めて、なぜ聴き始めてから現在に至るまでオメガトライブが好きなのかを自分なりに考えてみました。
曲の持つ雰囲気、歌詞の世界観、杉山さんの綺麗なハイトーンボイス…
要素は色々ありますが、一番は「原点に戻れる」ことなのかなと思います。
音楽に関心・興味を持ち始めた10代前半、何事に対しても熱量高く向き合っていたなぁと思い返します。
10代前半、小学校高学年~高校生くらいの時代は非常に多感で、日々の生活の中でちょっとした発見や刺激があった時にドキドキ・ワクワクと高揚感を感じていました。年齢を重ねる毎にだんだんと高揚感を感じることは少なくなっていきましたが(苦笑)。
そんな中でもオメガトライブの曲を聴くと、いつ聴いても熱量高く夢中になって聴いていた10代前半の頃の気持ちにふっとタイムリープする感覚を覚えるんですよね。
いつの間にか物事に対する高揚感が薄れていた自分が、ふと10代の頃のような熱量で「よしやってやろう!」という感覚を取り戻せる感じです。
言い換えれば、自分が一番熱量高く色々な物事に取り組んでいた時の「原点」に戻れるんですよね。
皆さんもこんな感覚、ないですかね?
上記で書いてきたように、自分にとっては原点に戻れるような存在であるオメガトライブ。
先日、有難いことに初めてライブ参戦することが出来ました!長年の念願でした!!
ライブ参戦の感想は別記事で改めて書かせてもらっていますが、改めて言わせていただくと、
この3点に尽きます。大げさなようですがこれからの日々を頑張るためのモチベーションが1つ出来ました。
これからも私にとって大切な存在であり続けるんだな、と再認識した1日でした。
以上、今回は私にとって音楽というフィルターを通して大事な存在である、オメガトライブについて語らせてもらいました。長々お付き合いいただき有難うございました m(__)m
コメント