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「マインド設定」「ゴールの設定と更新」を高校野球の観戦・記事から改めて考えた話

目標達成・苦手克服
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こんにちは。モウカクです。
先日、『「思考は現実化する」を高校野球観戦から感じた話』という記事を投稿させていただき、その記事内では今年の全国高校野球の茨城県代表として出場している霞ヶ浦高校について書かせていただきました。

その霞ヶ浦高校は8月16日、大会3回戦に登場(対 滋賀学園高校戦)しましたが、残念ながら試合には敗れてしまいました。試合序盤から対戦相手の滋賀学園高校に優位に試合を進められたかな、という印象です。
その試合後の監督談話から「ゴールの設定と更新」「マインドの設定」について改めて考えさせられる部分がありましたので、先日の記事の続編みたいな形にはなりますが、個人的な思いを書いてみたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください。
それではいきましょう。

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試合後の監督談話から感じたこと

試合後の霞ヶ浦高校 高橋監督の談話で以下のことをおっしゃっていました。

目標が甲子園で校歌を歌うことだった。初戦で勝利して目標を達成してしまったようで、試合前のウオーミングアップでも「この前の智辯和歌山戦と違うぞ」「このままじゃ自分たちのいい野球ができないで終わっちゃうぞ」と言った。それが、そのまま出たような気がする。いろんなことが勉強になった大会だった。

この談話を聞いたとき、ゴールの設定と更新・マインドの設定について色々と考えさせられました。
以下でそれぞれについて深堀りしていきます。

ゴールの設定と更新

まずはゴールの設定と更新についてです。
これはコーチングの基礎となる考え方で、「ゴールの設定」「ゴールの更新」という概念があります。「ゴールの設定」とは文字通りで、自分自身が「目標達成できた」、または「現状改善できた」姿を具体的に設定することです。そして「ゴールの更新」とは自分自身の目標が変わった場合に、変更後の目標を達成している姿にゴールを変更することを指します。

あくまでも個人的意見ですが、監督さんの試合後談話をお聞きした時、

モウカク
モウカク

「最初に設定したゴール」を達成したことである種の満足感を得てしまい、次の目標設定「ゴールの更新」に上手く切り替えが効かなかったのではないのかな。

このように感じました。もう少し具体的に見ていきましょう。
霞ヶ浦高校の高橋監督の試合後談話にある「目標が甲子園で校歌を歌うこと」とおっしゃっていたこと。これを「ゴールの設定」に置き換えてみましょう。

≪目標(ゴール)≫
 甲子園で校歌を歌う(=初戦突破)
≪目標(ゴール)達成するには≫
 初戦の相手である智辯和歌山高校に勝利する。
≪目標(ゴール)達成のためにする行動≫

 初戦突破に向けてコンディションとマインドを整え、対戦相手の攻略に向けた研究、対策をする。

このように言うことが出来るかと思います。
そして結果、見事に初戦を突破して勝利!おめでとうございます‼
ここで、次の目標設定(ゴールの更新)というタイミングになるわけですが・・・このゴールの更新がスムーズにいかなかった側面があるのかなと。
あくまで個人的想像の範疇ですが、初戦勝利後の「ゴール更新」はこんな感じだったのではと想像する次第です。

≪目標(ゴール)≫
 次戦の勝利 or ベスト8進出 or ベスト4進出 or 全国優勝
≪目標(ゴール)達成するには≫
 まずは次戦相手の滋賀学園高校に勝利する。
≪目標(ゴール)達成のためにする行動≫

 次戦突破に向けた対策 or その先を見据えたコンディション調整 etc

上記のように、次のゴール設定がチーム内の個々で枝分かれしてしまい、チーム全体としてのゴール更新が一致してなかった可能性があったのか、もしくはゴールの更新はチーム内で設定出来ていたとしても最初のゴール(初戦突破して甲子園で校歌を歌う)を達成したことによる満足感が勝ってしまっていた状態だったのではないか、個人的にはそんな風に感じます。

監督さんも「目標を達成してしまったように感じたし、このままでは自分達のいい野球が出来ずに終わってしまう」と試合前のウォーミングアップで選手達に話されていたとの事ですし、次戦に向かうマインドがどこか整っていない感じを察していらっしゃったのでしょう。
「それがそのまま出た気がする」という監督さんの言葉に、何事もパフォーマンスするうえでのゴール設定と更新がいかに大事になるかを改めて考えさえられました。

マインドの持ち方・整え方

もう1点、マインドの持ち方についてです。
高橋監督の試合後談話の中で、以下のようなことをおっしゃっています。

これまでは持っている力を出せないで負けるケースも多々あったが「力を出せれば最後はなんとか勝てるんだぞ」と分かってもらったと思う。それを出せるメンタルを勉強して、これからに生かしていきたい。

監督さんの上記談話から、マインドの設定、整え方がパフォーマンスに大きな差を生むことを理解されているように思いました。「メンタルの出し方を勉強」とおっしゃっていましたが、長く監督業を勤められてきてなお、自分自身を含む課題・伸び代に向き合う姿は素晴らしいと感じますし、これまで以上にご活躍いただきたいなと思います。

またマインドという観点では、つい先日、高校野球を題材とした興味深い記事が載っていました。以下に当該記事のリンクを貼らせていただきます。

当記事は奈良県にある智辯学園高校で2016年の春に選抜優勝を果たした時のエース、村上頌樹選手にスポットを当てて書かれています。
(智辯学園高校は全国屈指の強豪校の1校で今年の夏の全国大会にも出場しており、本記事投稿の8月18日現在でまだ勝ち残っています。今後の戦いにも是非期待したいと思います。また村上選手は2020年のドラフトで阪神タイガースに入団。昨シーズンは最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、球団の日本一に大きく貢献されています。)

上記記事の中で村上選手の高校時代について触れられていますが、選抜優勝する2016年春の大会前に大きく変わったきっかけとなる敗戦(2015年秋・近畿大会 対大阪桐蔭高校戦)について触れています。
詳しくは記事を読んでいただければと思いますが、村上選手はその試合を経て大きく変わったと書かれています。記事より一部抜粋・引用させていただきますが、

「相手は強い」「打たれたらどうしよう」という意識が自分の中にあり、気持ちの部分で負けていた。結果打ち込まれた。それ以降、気持ちを強く持つことを意識した。練習による体力・技術の向上もあるが、一番は気持ちの持ち方が大きい。

と回想されています。
2015年秋の大会での敗戦をきっかけに、自身のマインドの持ち方・整え方を見直したことで翌2016年春の選抜優勝という結果に繋がっているかと考えると、私達人間は気持ち・マインドの設定1つで大きく変わることが出来るのだ、そんなことを改めて感じさせてもらいました。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は、高校野球の観戦と記事から「ゴールの設定と更新」、「マインドの設定」について改めて感じたことを書かせてもらいました。

私達人間は「ゴール設定やゴール更新」がぼやけた状態だと、目的地が定まらない状態なので成果が出しにくくなります。だからこそ、何事においても目標達成に向けた「ゴール設定」と「ゴールの更新」これが大事なことなのだと改めて感じます。
また、マインド設定についても同様のことが言えます。「出来ないかもしれない」というマインドで臨むのか、「自分なら必ず出来る!」というマインドで臨むのか。上記村上選手の記事の例のように、マインドの設定1つで成果に大きく差が開いてしまうことが多々あるように感じます。

たかがマインド。されどマインドです。

最後に。
現在開催されている全国高校野球は本記事投稿の8月18日現在、ベスト8が出揃い、順々決勝が始まります。
その中で、島根県代表の県立大社高校が強豪校を次々と破って勝ち残り、注目を集めています。特に3回戦の西東京代表の早稲田実業高校戦は近年の中では屈指の名勝負に入るんじゃないかと思えるくらい、観戦する1人として心を動かされるものがありました。

大社高校は今大会の開幕前、チーム目標としてベスト8進出を掲げていました。3回戦に勝利したことで結果、当初の目標(ゴール)は達成されたということになります。
一方で、その大社高校のエースである馬庭選手が3回戦の試合後、談話で以下のことを話されています。

自分達は1勝ずつ積み重ねて優勝を目指している。
次もチャレンジャー精神で向かっていくだけです。

談話を聞かせていただく限りでは、すでに次のゴールへの更新が出来ているように思えます。
このゴール更新の速さとマインドの設定については、私自身も見習っていきたいと感じるものがありました。
連戦で疲れもあると思いますが、次戦も是非頑張っていただきたいと思います。

それでは今回はこの辺で。長々お付き合いいただき有難うございました m(__)m

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