こんにちは。モウカクです。
今回もヤングケアラーに関することについて、自身の体験談をベースに書いてみたいと思います。
今回の記事は、私がヤングケアラー時代に心の癒しとなっていたことについていくつか紹介したいと思います。
いわゆる趣味的な話に近くなってしまいますしインドア全開になりますが、当時のモウカクが精神的に疲弊する毎日を過ごしていた中で、心の癒し・支えになっていたものであることには間違いないので、もしよろしければ最後までお付き合いいただき、何かの参考にしていただければ大変嬉しいです。
それではいきましょう!
ヤングケアラー時代のモウカクの心の支えとなっていたもの 5+1選
TVゲーム
インドア派の趣味の定番の1つとも言えるゲーム。今はスマホゲームの方が主流なのでしょうか。
当時はファミリーコンピュータ(ファミコンですね)が隆盛を迎えていた時期でした。
ファミコン自体は私が小学校入学くらいの時には市販されていたような気がしますが、まだまだ一般家庭に普及されているシロモノではなく、初めて触れたのはファミコンを所有していた同級生の家に行った時でした。
それまで「TV画面に映るものを自分で動かせる」という発想が全くなかったので、かなりの衝撃を受けたことを覚えています。
以来、ことある毎に親にねだり続け、小学校5年生の頃に買ってもらった時の興奮は未だに忘れないですね。
そんな昔の思い出はさておき・・・
TVゲーム(=ファミコン)。これには本当に助けられました。
当時は毎日、親の介護で肉体的にも精神的にも疲弊していました。何も考えられない・何も考えたくない状態だったのです。
そんな私の心の支えとなったのが、1回30分程度のファミコンプレイ時間でした。
振り返って考えると、以下の点で心が救われていたような気がします。
ただ、ファミコンだったら何でも良かったのか、と言われればそんなことはなく・・・
クリアまでに時間がかかるソフト、止め時が難しいソフトは1回のプレイ時間が限られている中では制約がありますし、難易度が高すぎるソフトはクリア出来ないことでストレスが溜まるのでこれも除く・・・
そうなると、
・1回30分以内でサクッと終わる程度のソフト
・クリア出来なくてもさほどストレスが溜まらず、気軽にリトライ出来るソフト
こんな条件を満たすソフトが当時の私にとって本当に支えだった気がします。
そのせいか、今でもたまに本体とソフト引っ張り出してプレイしますしね(現役で動くことに驚き(;゚Д゚))
また別の機会に具体的なソフトなんかも紹介できればいいな、と思います。
絵を描く
これも、当時の私にとっては大きかったですね。
何だったら、一番支えになってた癒し方法かもしれないです。。。
きっかけは・・・実はよく分かってないです(苦笑)
絵を描くことが好きだったワケではありませんし、絵心があるタイプでもありません。。。
ただ、肉体的にも精神的にも疲弊していく中で、何か今までにやってこなかったことに取り組んでみよう、という気持ちはあったと思います。
そんな感じで始めた、絵を描くということ。
1回あたり40~50分くらいの時間で、当時過ごしていたモウカクの自室から見える風景を描いていたのです。
そして描く毎に前回の続きからではなく、イチから描いていました。
何回か描いているうちに、「前回より上手く描けている部分もあれば、前回の方が上手に描けていた部分もある」ことに気が付いたのです。
これは言葉にすると当たり前のようですが、振り返ってみると面白いもので、
「よし、次回は上手く描けた部分は生かして、上手く描けなかった部分を直してみよう!」と思えたのです。
また、新たに課題に感じる箇所も見つかったりして、「次はこう描いてみよう」という気持ちがどんどん湧いてきたのを思い出します。
この気持ちが継続のモチベーションになり、長く心の支えとして続けられたのだと思います。
まとめると、絵を描くことは以下の点で心の支え、癒しになっていたと言えます。
ジグソーパズル
これは時々、気分転換したい時にやっていましたね。
1回あたり30~40分程度で出来る感じだったので、だいたい100ピースくらいのものだったんじゃないかと。。。
当時は家にジグソーパズルが2種ありました。何かのタイミングで買ったのか、買ってもらったのか・・・
その2種類のジグソーパズルを時々引っ張り出して、イチから完成するまでやっていました。
そして完成したら一通り満足して、またバラして片付ける・・・こんな感じの使い方をしていました。
ただそれなりに頭は使いますので、疲労が蓄積し過ぎているときは「何も考えたくない」気持ちが勝ってしまったのでやることはなかったですが・・・
ジグソーパズルって出来たら額に入れて飾るんじゃないの?そう思われた方もいるかもしれませんね。
当時の私は、気分転換や脳トレ、完成形を作ることでの達成感を味わうためのツールとしてジグソーパズルを活用していた気がします。
悶々とすることも多かった当時、助けられたものであることは間違いありません。
まとめると、以下の点で心の支え・癒しになっていたと言えます。
プラモデル・箱庭模型作り
これもジグソーパズルと同じで、気分転換を図りたいときにやっていましたね。
1回あたりの時間は40~50分程度だったので、完成までには複数回をまたぐことになりましたが・・・
ただ、作成していたプラモデルの種類は少し変わっていたかもしれません。
当時(というか今もですかね)主流だったガンプラなどのロボット系、乗り物系のプラモデルよりは、お城や風景などの箱庭系の作成が好きでしたね。
なぜ箱庭系が好きだったのか?
当時は単にロボット系や乗り物系より興味関心が湧いたから、という理由で手に取っていた気がしますが、、、
改めて考えると、作成している時間は実際に自分が箱庭の風景の中にいて過ごしているような感覚、疑似体験のような感覚が好きだったのかもしれません。非日常に対する憧れ、みたいな感じですかね。
まとめると、以下の点で心の支え・癒しになっていたと言えます。
折り紙(連鶴)
これは今までに挙げてきたものと比べると、頻度は大分低かったですが、、、
当時は時々、何も考えずに無性に手を細かく動かしたくなる時がありました。そんな時にやっていたのが折り紙(連鶴)です。
ちなみに連鶴の概要は以下の通りです。
なぜ当時、普通の折り紙ではなく連鶴という古典折り鶴にこだわったのかはあまり覚えていませんが、、、
どうせやるなら難しいことをやりたい、という気持ちがどこかにあったような気はします。
難しいことにチャレンジしている自分にカタルシスを感じるといったような、、、そんな感じでした。
まとめると、以下の点で心の支え・癒しになっていたと言えます。
音楽鑑賞〈参考〉
これはここに載せるべきかどうか少し迷いました・・・
確かに音楽鑑賞は心の癒しになることはとても多いです。これは最初に書いておきます。
ただ当時の私の場合は、タイミングによって癒しになったりならなかったりが両極端だったんですね。
当時好きだったアーティストの曲を毎日のように聴いていましたが、、、
聴いて楽しい気分になったり、ノッてくる時は全然問題ないんです。ただ、同じ曲なのに日によってはやたらとノイズのように聴こえてしまう時があったのです。
思い返すと、だいたい自分自身に余裕がない時にノイズっぽく聴こえてくることが多かったです。
好きで聴いている曲なのに、自分の状態如何でノイズのように聴こえてしまう。。。
そのことで曲自体を嫌いになってしまうことが自分にとっては大きなストレスでした。
当時の私にとっての音楽鑑賞は、「タイミングによって癒しになったりならなかったり」という状態でしたので、完全に心の支え・癒しとは言い切れないかなと思っています。
どんな状態でも楽しく音楽聴けるよ!という皆さんは全く問題ないと思います。
まとめ ~当時「心の支え・癒し」として求めていたもの~
いかがでしょうか。
今回はヤングケアラー当時のモウカクの心の支え・癒しとなっていたものを6つ(うち参考1)ご紹介しました。
改めて振り返ると、私が心の支え・癒しとして求めていたものは以下のようなことだったのかなと思います。
私の場合は、上記のようなものを当時心の支えや癒しとして求めていて、その手段として可能だったものが上の項で紹介してきたものだった、ということです。
今ヤングケアラーを経験されている皆さん。
日々やることに追われることもあるでしょうし、なかなか心に余裕をもつのは大変かもしれません。
ですが心に余裕がないままの日々を過ごし続けると、自分が抱えるストレスが膨大になってしまいます。
無理し過ぎることなく、適度に自分が心から支えや癒しとして求めていることを取り入れてください。
その結果、くだらないと思うことでも良いんです。子供っぽくても良いんです。
それが現時点で自分自身の心が支え・癒しとして求めていることなので。
皆さんは既にヤングケアラーの役割を担うことで十分に頑張っているのです。自分自身に負荷をかけているのです。
心の支え・癒しとして求めていることが一見くだらない、子供っぽくても全然大丈夫です。
ぜひ、自分自身の心を潤しながら、日々を乗り越えていただければと思います。
それでは今回はこの辺で。長々お付き合いいただき有難うございました m(__)m
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