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リアルなコミュニケーションスキルについて考える

考え方・捉え方
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こんにちは。モウカクです。
今回は、以前私自身が見かけた光景・目撃談から、リアルなコミュニケーションに関する課題を感じたことがありましたので、その事に書いてみたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください。
それではいきましょう。

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2件の目撃談

まずは、私自身が目撃した出来事について、2件以下でご紹介していきます。

目撃談①:美容院にて

先日、行きつけの美容室に行った時のことです。
隣の席に、先客として高校生くらいの男性(以下Aさん)が来ていました。…母親同伴で。
Aさんはまだ来店して間もないタイミングだったようで、これからカットが始まるところでした。その後、私の担当もしている知人美容師とのやり取りが聞こえてきたのですが・・・

知人美容師
知人美容師

髪型はどうしますか?

Aさん
Aさん

……チラッ(母親の方を見る)

母親
母親

ショートカットでお願いします。襟足は切り過ぎないくらいで。

知人美容師
知人美容師

分かりました。シャンプーとシェービングはどうしますか?

Aさん
Aさん

…お母さん、決めて

母親
母親

お願いします。

「部活は1学期で引退した」「夏休みは予備校で忙しい」
知人美容師と母親の会話の流れから、どうやら来春に受験を控えた高校3年生のようです。。。
会話をするのは専ら母親で、Aさんはほぼ言葉を発することはありませんでした。

目撃談②:歯科医院にて

これは美容院から数日後、歯の治療でいきつけの歯科医院に行った時のこと。
同時刻の予約タイミングで高校生から大学生くらいの男性(以下Bさん)が来ていました。…これまた母親同伴で。
そしてBさんが治療室に呼ばれた時、母親と一緒に治療室に入っていきました。
治療の席が隣になった私。歯科医とのやり取りが聞こえてきたのですが・・・

歯科医
歯科医

今日はどうされましたか?

Bさん
Bさん

……………

歯科医
歯科医

・・・どうされました?

Bさん
Bさん

・・・・ちょっと、お母さん。

母親
母親

あのですね、昨日から奥歯が痛むとい言い出しまして。

虫歯の可能性がないかどうか見ていただけないかと。

歯科医
歯科医

そうでしたか。痛みはどんな感じですか?

Bさん
Bさん

………………

母親
母親

具体的には分からないですけど、本人的には痛がってる様子
なので見てもらえませんか?

歯科医
歯科医

はぁ・・・分かりました。

こんな感じで、患者のBさんが歯科医の先生と直接コミュニケーションをとる場面は見られませんでした。

目撃談から感じた課題…

上記2つの光景を目撃して感じたこと。それは・・・

モウカク
モウカク

こういう子が遅くともあと数年で社会に出るのか・・・

他人事ですし、余計なお世話かもしれませんが、ちょっと心配になるレベルです。
私が見た限りでは、2件とも当事者であるはずのAさんとBさんはコミュニケーションに参加していません。
相手との対話を母親に依存している状態に見えます。何らかの障害を抱えてコミュニケーションが難しい状態・・・とも感じませんでした。
思い返してみると、会社員時代終盤(3~4年前)に担当していたメンティは20代前半の方が多かったのですが、総じてリアルなコミュニケーションが不得手な傾向にあったような気がしています。

ただ、上記のことから「今時の若いもんは・・・」というような事を申し上げるつもりはありません。
SNSを当たり前のように使ってきた世代ということもあるのか、メールなどを使用した文章でのコミュニケーションになると、自身の普段考えていること・提案・悩みなどを要領よくまとめて、分かりやすく意見を伝えてくる方が多かったです。
むしろ、簡潔な文章を作成する力というのは私を含めた40代50代よりは上手かもしれません。

しかしながら。
現代社会で生きていくうえではリアルなコミュニケーションが必要な場面というのは沢山あります。
例えば、ビジネスにおける商談・交渉の場を考えてみましょう。以下の場面を想像してみてください。

弊社の新商品C、おススメなんですが・・・

分かった。定価の60%に値引いてくれるなら購入する。どう?

この場面を迎えた時、会社と取引先の関係・会社業績・資金体力面などの状況に応じて、以下のような回答が考えられます。

「分かりました。その条件で取引しましょう。」
・「値引きは定価の80%までなら何とかします。それで検討してもらえませんか。」
・「社に持ち帰って検討の時間をいただけますか。」

などなど・・・
いずれにせよ、商談の場で「話が出来ない・リアクションが出来ない」というのはNGです。
相手が発した言葉やアクションに応じてこちらが優位になるような返答・リアクションを行うことが必須となるからです。
その点で考えると、大変申し訳ないですが上記目撃談のAさんやBさんは臨機応変なコミュニケーションがとれるようには全く見えませんでした。私が上長の立場なら危なっかしくて客先での商談はおろか、来客対応や電話応対もとても任せられないと判断すると思います。
リアルなコミュニケーションが一切不要な職種でもない限り、そのような人材を採用する会社は稀でしょう。

Aさん、Bさんを見て感じたのは「社会で生き抜くためのコミュニケーション能力がかなり不足している」ということです。上記で記載した状態のまま社会に出たら、まず間違いなく通用しません。
個人的には上記の目撃ケースの場合には、母親が当事者であるAさん・Bさんにリアルなコミュニケーションの訓練の機会として本人に対応させた方が良いんじゃないか、そのように感じました。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は、先日私自身が日常生活の中で目撃した出来事から、リアルなコミュニケーションに関する課題を考えさせられたことを綴ってきました。

この10年20年、社会インフラの激変により日常生活のツールもがらりと変わり、今この瞬間も刻々と変化を遂げています。インターネットが一般社会に普及し始める黎明期を過ごし、コミュニケーションツールが現代と比べて限られていた40、50代の方々と、SNSを中心にネットを介したコミュニケーションがメインとなっている20~30代前半くらいの方々では、コミュニケーションの取り方やコミュニケーションに対する考え方も違っていて当然です。

繰り返しになりますが、今の20~30代前半の方々のコミュニケーションレベルが低いと言っているわけではありません。上でも書きましたが、SNSなどを活用していることによる影響が大きいのか、要点を簡潔に文章にまとめるというスキルは私を含めた40~50代よりも長けているなぁと感じる場面も多々あります。
20~30代前半の方々もコミュニケーションのための自分自身のアウトプットはちゃんと出来ているのです。コミュニケーション方法のアプローチが「リアルよりもネット寄り」ということで、リアルなコミュニケーションが中心だった40~50代の方々と異なるだけなのでしょう。

生きてきた生活ツールが変われば、常識や行動原理も変わるもの。
ただ、現代社会ではリアルなコミュニケーションが必要不可欠となる場面が多いのも事実です。
将来的にコミュニケーションの形がどのように変遷していくのかを現時点で推し量ることは難しいですが、少なくとも今という現代社会を生きている以上、リアルなコミュニケーションスキルは必要最低限でも身に付けておくべきではないかと感じるのです。

そして、リアルなコミュニケーションの場面というのは、日常のいたるところで遭遇するものです。上記の例で挙げた美容室然り、歯科医院然り。買い物での店員との対応もそうでしょう。
リアルなコミュニケーションスキルというのは、実際に経験を積むことでスキルを向上させていくのが結局のところ一番の近道ではないかと思います。
その意味でも、上記の目撃談のケースでは母親が当事者であるAさん・Bさんにリアルなコミュニケーションスキルを鍛える良い機会として本人に対応させた方が良いかな、その様に感じた次第です。

本記事をここまで読んでくださった皆さん、一度ご自身を含めてリアルなコミュニケーションのあり方を振り返ってみてはいかがでしょうか。
それでは今回はこの辺で。長々お付き合いくださり有難うございました m(__)m

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