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「人間関係リセット症候群」は自分自身を振り返るチャンス?

考え方・捉え方
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こんにちは!モウカクです。
今回は人間関係についてのお話、綴ってみたいと思います。

皆さんは「人間関係リセット症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。昨今よく使われるようになった言葉ですが、以下のように定義されている言葉です。

人間関係リセット症候群とは

とあるきっかけを契機にして、周りの人との人間関係をバッサリと断ってしまう行動のこと。
病気ではなく、心理状態を表した造語。

SNSの普及に伴い、現代は「いつでも、どこでも、誰とでも」簡単に繋がりをもてる時代です。その一方で、誰かと繋がり続けることで、「常に誰かに見られている」といった意識が生まれ、知らず知らずストレスを増幅させている側面もあるといえます。

これまでメンターとして沢山の方のお悩みに向き合ってきた中で、この「人間関係リセット症候群」に関する悩みも非常に多かった印象があります。

お悩みくんA
お悩みくんA

なんか急に今の人間関係が面倒になりました…

お悩みくんB
お悩みくんB

常にみんなのことを気にしてる感じがして疲れます…

お悩みさんC
お悩みさんC

環境が変わるので、これまでの関係を整理したいです…

などなど。

かくいうモウカクも、過去になんどか今回のテーマである「人間関係リセット症候群」を引き起こし、何とか乗り越えてきた経験があります (-_-;)
そこで今回は、「人間関係リセット症候群」を引き起こす原因と、症状を起こしやすいタイプの特徴や症状が起きた際の注意点について、実際に私が体験してきたものにフォーカスをあてて書き綴ってみたいと思います。
よろしければお付き合いください m(__)m

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「人間関係リセット症候群」を引き起こす原因

自己肯定感の低下

私はこれが原因で何度か「人間関係リセット症候群」を引き起こしています。
学生時代、社会人時代ともに経験があります。

具体的には、自分が上手くいっていない時に、周りの友人、同僚がやたらキラキラして輝いてみえたのです。。。
そうです、ただの僻み・やっかみです (-_-;)
キラキラしていた友人、同僚を見て、「なんて自分はダメなんだ・・・」と自己嫌悪の嵐。。。
自己肯定感を下げまくっていました・・・

結果、「自分はこのコミュニティには相応しくない…」、「友人達とはステージが違う(自分はもっと低い)」などというネガティブマインドが暴走し、誰にも知らせずに連絡を絶ったのです。。。
友人、同僚側からすればもらい事故以外の何者でもないのですが。

思い返すと、他者との比較ばかりを気にして自分自身を認められない思考が増えてくると、「リセット症候群」へまっしぐら!でした。。。

周囲からの期待を過度に受け止めている

これは、家族との間で1度経験があります。
社会人となって数年経った頃でしょうか。私が仕事で10日ほど遠方に出張に行っていた時の話です。

当時から親が病気を患っており、その介護を私がメインで担ってきました。
出張中に家族から電話が来たのです。

「調子が悪くなったから、病院へ連れていってくれ。」

はい? 仕事で遠方に行ってるのに??
実家は出ていましたが、介護もあって定期的に実家に顔を出していたモウカク。
この時、遠方での仕事のため10日ほど出張で不在にする旨は伝えていました。・・・なのに、です。

私は出張中だという旨を説明しましたが、返ってきた返答は、、、
「仕事と自分の親の介護、どっちが大事なの!?」 しかも若干キレ気味で。。。
もちろん介護のことは気にかかっていました。でも仕事も穴をあけるワケにもいかず、、、当時の私には
あまりに理不尽な要求でした。

結果、「何に対して頑張っているんだろう」と急にバカバカしくなってしまい、約2か月ほど、実家との連絡を絶つことになりました。。。(その間、鬼のように着信やメールが来ましたがスルーしていました)

周囲からの期待に応えようとするあまり、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいたのだと思います。
このストレスが許容量を超えると、「リセット症候群」へひた走ることになります。。。

環境変化に伴う関係整理

これもかなりの回数経験してきました。(というより、環境が変わる度に毎回だったかもしれません)

あくまでも私の捉え方ですが、例として学校の同級生や職場の同僚で考えてみましょう。
同じコミュニティに属している時は、学業や仕事などに影響が出ないように接するので、自然と関係性が近いと認知します。ただ、コミュニティが変わった時に「学業や仕事に影響が出ないよう」という前提がなくなるので、そもそも「この関係は今後必要なのか?」を考えてしまうのです。
同じコミュニティに属していることで、同級生や同僚などを近しい関係性だと認知している心理状態について、私は勝手に「コミュニティありきの関係性」と定義しています。

「コミュニティありきの関係性」内に留まる人の場合、前提となるコミュニティが変わってしまうので、自然と関係リセットの方向に向かうのだと思います。一方で「コミュニティありきの関係性」内に留まらない人達とは関係が継続することになります。
言い方を変えると、人間関係を「コミュニティを生き抜くための手段」と考える傾向が強いタイプと言えるかもしれません。

よって、環境変化に伴う関係整理については、「リセット症候群」の原因というより人間関係の捉え方によるものではないかな、と個人的には考えています。

「人間関係リセット症候群」を起こしやすい人の特徴

続いては、モウカク自身の体験も含め、これまで数多くの相談を聞いてきた中で「こういうタイプの人は人間関係リセット症候群引き起こしやすいな・・・」と感じてきた特徴をいくつかご紹介したいと思います。

集団行動が苦手

はい!モウカクのことです(苦笑)
集団行動がとにかく苦手。というか嫌い。(個人行動が好き、とも言えます)
上述「1-1 自己肯定感の低下」の原因を引き起こしやすいのもこのタイプです。
例として、以下のような行事に苦手意識があります。

こんな行事が苦手!

学 校:体育祭、学園祭、修学旅行、クラス毎の個別行事 等
職 場:新年会、忘年会、歓送迎会、その他飲み会、慰安旅行、全体研修 等
私生活:お祭り、合コン、自治体の行事 等

集団行動が苦手なことは別に良いのです。その人の特性ですから。
気を付けたいのは以下のように自己肯定感を下げてしまう場合です(少し前までのモウカクです・・・)

職場の歓送迎会や合コンを例にしましょう。
集団に馴染めないことが多く、6~7人程度の集団でも苦手意識を持ってしまう。なのに、自分から集団に溶け込もうとはしません。というか、溶け込み方が分からない・・・
自分以外の人達が打ち解けて盛り上がってくると、「自分はこの場に必要ないんじゃ?」という疎外感に苛まれるのです。。。
でも溶け込み方が分からないので、結果、集団を遠巻きに見ている時間が多くなります。あとは終わるまで苦痛。
嗚呼、みんなキラキラしてるなァ。それにくらべて自分は…自己肯定感を下げる下げる・・・あぁ、悪循環。

こうなると、「キラキラしている集団の中に自分は相応しくない」と考えてしまい、関係をリセットする行動に走ってしまいがちです。

繊細、HSP気質

これも私!(苦笑)
上述の「1-2 周囲の期待を過度に受け止める」の原因を引き起こしやすいタイプとなります。
人間関係のみならず日常生活の些細な出来事にとても敏感なのが特徴ですが、こと人間関係にフォーカスすると以下のような特徴が挙げられます。

繊細な人に見られる人間関係の特徴!

・相手が何を考えているのかをなんとなく感じとれる
・相手が何を望んでいるのかを汲み取れる、または汲み取ろうとする
・周囲の期待や反応に過剰に反応しがち

このような特徴を持つ繊細な人が気をつけるべきは、周囲に気をつかうあまり、自分が思っている以上にストレスを抱えがちになる、ということです。
そして、このタイプの人は大抵自分がストレスを抱えていることに気づいていません。無意識的に相手に配慮した行動を取ることが多いため、気づいた時には自分の許容量以上にストレスを抱えてしまうことがままあります。

結果、知らず知らずのうちにストレスが自身の許容量を超えてしまうと、急に何もかもが面倒くさく感じたり、バカらしく感じてしまい、関係をリセットする行動に走りやすくなってしまいます。

人間関係を「コミュニティを生き抜くための手段」と捉えている

これは上述「1-3」でも書きましたが、人間関係の捉え方ではないかと考えています。
学業や仕事など、その時に所属しているコミュニティで円滑に過ごすための手段として人間関係を捉えている人は一定数存在します。(モウカクもこのタイプです)

このタイプは意識しているしていないに関わらず、「人間関係は何らかのコミュニティに属することで初めて生まれる」という認知を強くもっています。従って、関係継続の前提には同じコミュニティに所属している必要があるわけです。
一方、学校卒業・転勤・転職などでコミュニティが別になると、その時点で関係を継続する必然性が無くなってしまいます。この時に自分の中で関係継続か否かの判断を無意識的に行っていることになります。

結果、コミュニティ内の関係性だったと判断した人達については関係をリセットする方向に向かっていきます。

≪対策≫ 「人間関係リセット症候群」の症状が出てしまったら?

もしあなたが「人間関係リセット症候群」の症状が出てしまったら・・・
過去に何度も症状を繰り返しながらも何とか立ち直ってきたモウカクの体験から対策を2つご紹介します!

自己肯定感を下げない!自分で自分を認め、褒めてあげる!

これは自己肯定感が低いと感じている皆さんに試していただきたい方法です。
心理学やコーチング、自己啓発系の情報発信をされている沢山の皆さんもおっしゃっている内容ですが、私自身の体験からも本当に大事だなあと身に染みて感じています。

ただ、私自身が腑に落ちた考え方は「自分自身を褒める」という表現より「自分自身に厳しくするのをやめる」という表現でした。
上述で挙げたタイプの皆さんは以下のような思考ルーティンであることが非常に多く、皆さん自分に大変厳しく接しています。

「同級生、同僚と比べて〇〇が出来てない…」
「今日、△△するつもりだったのに出来なかった…」
「休日だから□□したかったのに、ダラダラしてしまって1日ムダにした…」

などなど。
上記、改めて見てみるとある共通項に気付きます。
それは「出来ないこと」にフォーカスを当てているということです。
人間は出来ないことにフォーカスし続けていると、自信が失われ自己肯定感がどんどん低下していきます。これでは悪循環にハマり続けてしまいます。

そこで、試していただきたいのが「自分自身に優しく視点を変えてみる」ということです。
上記の例で考えると、以下のように視点を変えることが出来ます。

「同級生、同僚と比べて〇〇が出来てない…けど、●●は出来ているかも…
「今日、△△するつもりだったのに出来なかった…その変わり▲▲は出来たかな…
「休日だから□□したかったのに、ダラダラしてしまって1日ムダにした…カラダが休みたいって言ってたんだな…おかげでカラダ休められたじゃん!

という風に。
自分に優しく視点を変えることで、自分自身の「出来ている」ことにフォーカスを変えることが出来ます。
私もそうでしたが、自分に厳しい皆さんは総じて「自分自身を褒める」という行為に強い抵抗を示します。
「自分自身を甘やかしてはいけない」という認知が自分の中に根付いているのです。
(私がメンターとして関わったクライアントさんの多くが、自分に非常に厳しいタイプでした。)

自身の目標達成のために自分に厳しくストイックであることは素晴らしいことではありますが、成果が出てない時期には自己肯定感の低下を招くリスクもはらんでいます。

「自分を褒めるのはちょっと…」と思ってしまう皆さん、大丈夫です!
まずは「自分に優しく」視点を変えてみてください。少しずつですが自分の「出来ること」にフォーカスを当てられるようになり、自己肯定感を高めていくことができます。
結果、自分に自信が持てるようになるので、他者との比較による人間関係に悩むことを防ぐことにも繋がります!

自分が好きなことをして過ごす(自分自身を癒す)

これは、「繊細な人、HSP気質の人」に試していただきたい方法です。
このタイプの皆さんは自己犠牲的な側面があり、相手に気を遣って自分の都合より相手の都合を優先してしまう事も多々あります。
その結果、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいるのです!

そこで、あえて「自分が好きなことをして過ごす」時間を作ってみてください。

お悩みくんD
お悩みくんD

え、相手が困っているのに?

お悩みくんE
お悩みくんE

自分だけ好きなことして過ごすなんていいのかな・・・

そう思うかもしれません。でもそれで良いのです。
相手の都合を優先するという事は、それだけ自分のやりたい事を我慢してストレスをためている裏返しでもあります。言い方を変えれば、無意識のうちに自分自身を傷つけてしまっているのです!

なので、ぜひ意識的に自分の好きな事をする時間を作り、自分を癒してあげてください。

行きたい場所に行ってみる、美味しいものを食べに行く、映画を観に行く、
好きな本を読む、好きな音楽を聴く、好きなゲームをする、好きなだけ寝る、等・・・

好きなこと、癒しの方法は人それぞれで違うとは思いますが、ぜひ意識的にこの時間を設けてみてください。
自分自身の精神的余裕が全然違ってきます。ひいては、人間関係においても追い詰められる場面が断然減るのです。
何故なら、「仮に相手の都合を優先してしまっても、自分の好きな時間を設けることで自分自身を癒せるから。」

ゲームで例えれば、「体力回復用のアイテムや呪文を使わずにゲームクリア」しようとしてるみたいなモノです。
それはいくら何でも無謀でしょう・・・初期のファミコンゲームじゃあるまいし・・・

そういえばあったなぁ、昔。一撃で死んじゃうゲーム。
「スペランカー」とか「アトランティスの謎」とか「トランスフォーマー コンボイの謎」とか・・・
当時は意地になってクリアしてた気がするけど、、、今でも出来るんだろうか??
機会があれば引っ張りだしてプレイ日記でも綴ってみようかな。。。

・・・話がズレました(-_-;)
ぜひぜひ皆さんには、好きな事をする時間を設けて適度に自分を労わることで、日々精神的余裕を持って過ごしていただきたいと思います。

まとめ ~人間関係をリセットしたくなったら~

以上、「人間関係リセット症候群」にフォーカスを当てて、原因やなりやすい人のタイプ、症状が出た際の対策などについて私の経験談も踏まえて書き綴ってみました。
率直なところ、「人間関係リセット症候群」に関する記事は、他の専門的なサイトや情報発信されている方々で素晴らしい内容のものが沢山あります。私が今回書いたのも、他サイトなどで数多取り上げられているものかと思います。

ただ、そんな中でこの「人間関係リセット症候群」に関する記事を書き綴ったのは、私なりの観点があるからです。
最後にその観点を皆さんにお伝えしてこの記事を締めようと思います。

人間関係をリセットしたくなるのは、原因は違えど誰にでも起こりうることだと思っています。
「人間関係が急に面倒になった」、「常に周囲の目を気にしなきゃで疲れる…」といった感情は、その時点での自分自身の環境に原因の一旦があることは間違いありません。

私自身がこれまでのリセット経験を経て思う事は、人間関係をリセットしたくなった時は「自分自身の人間関係の捉え方について考える機会である」ということです。
「自分自身が本当に望んでいる人間関係、コミュニケーションはどういう状態なのか。これについてちゃんと考えた方がいいよ」という、あなた自身の心のアラートなのです。

関係をリセットしたくなっている時点で、自身が望んでいる人間関係と実態が一致していない事の現れです。
リセットしたくなったからと言ってネガティブになり過ぎず、自分の本音を知る良い機会だと捉えて前向きに向き合っていただければな、と思います。

私自身の観点で人間関係やコミュニケーションの捉え方について書いた記事もありますので、もしご興味があれば参考にしてみてください。

それでは今回も長々お付き合いいただき、ありがとうございました m(__)m

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