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ムダと捉えるか?チャレンジと捉えるか?

考え方・捉え方
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こんにちは。モウカクです。
今回は「物事をどう捉えるかによって、感じ方が全然変わる」ということについて、先日会った知人との会話の中で改めて考えさせられたので、そのことにについて綴ってみたいと思います。
よろしければ最後までお付き合いください。それではいきましょう。

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知人との会話「ムダか?チャレンジか?」

以下でご紹介するのは、先日知人(以下Aさん)と会って話した時のことです。
Aさんは長年フリーランスとして働いており、いくつかの企業から業務受託の形で活動している状態です。
業務の大半は個別案件だそうで、案件毎に業務委託契約を締結、業務完了時に都度請求書を作成して各企業に請求を行うというフローを長年継続してきていました。
そんな中、受託先企業の1社(以下B社)から以下のような通達があったのだそうです。

B社
B社

これまでは受託案件毎に請求書を作成してもらっていましたが、次回以降はB社専用のシステムを使用して月末1本で請求書を提出する形に変更します。これに伴い、請求書はシステムからのデータ提出のみとなり、他の方法での請求書提出は受付不可となります。

一見話を聞く限りでは、B社が業務効率化を図る非常に良い取り組みのように聴こえますが・・・肝心の当事者であるAさんの表情がどうにも冴えません。どうしてなのか理由を聞いてみると、、、

Aさん
Aさん

B社の専用システムが分かりにくくて使いづらいんだよね。自分が扱ったことがない分野のシステムだから、やり方覚えるだけでどれだけ時間かかるかも分からないし…
正直言うとB企業からの受託案件は自分の中では優先順位は高くない。だからこの機会に取引辞めようかと思い始めているんだ・・・

なるほど。
今まで長年培ってきたやり方が一気に刷新されるというのは、誰であれ少なからず抵抗はあると思います。その点では不安感を覚えているAさんにはとても共感しました。
ただ一方。取引方法が刷新されるという点だけで取引そのものを見直すかも、というのは少々考えが飛躍し過ぎているようにも感じました。

そこで、私は以下の様に答えました。

モウカク
モウカク

取引辞める辞めないはAさんが決めることだから、良く考えて決めればいいと思うけど…考え方の視点を少し変えてみるとどうかな?
B社との取引のためだけに新しい分野のシステムや仕組みを覚えなきゃって思ってるんでしょ?そのために時間割かれるなら他の企業の案件に時間を廻した方が良いだろうと。その気持ちはとても良く理解出来る。

一方で、B社のシステムを使ってみることで、今後の自分の業務に活かせる勉強・投資の機会と考えることは出来ないかな?

Aさんはしばらく考え込んだ後、以下のように答えてくれました。

Aさん
Aさん

・・・確かに。今までやったことがない分野だし、B社との取引だけでしか使わないと思っていたけど、今後他の案件で活かせる可能性はあるよね。だったら今は逆に新しい事を学べる良い機会かも。自分から能動的に触れることはなかった分野だし。

そんな感じで会話は終わりましたが、どうやらAさんはB社の専用システムを使用した請求書取引を前向きに考え始めた様子でした。

物事は捉え方次第で印象がガラッと変わるもの!

何が言いたいのかというと、「物事は捉え方次第で印象がガラッと変わる」ということです。
上記Aさんの例で言えば、B社の専用システムを使用した取引に直面した時に、

Aさん
Aさん

①「B社との取引でしか使わないものに時間を割くのはムダ!」
②「現状はB社との取引でしか使わないけど、このシステムを使用する
ことで得られる知識が今後どこかで役に立つかもしれない」

少なくとも、上記2つの視点で考えることが出来る事案ではあると言えます。
検討の結果、①の視点を採用する場合はB社の専用システムにはタッチしない・触れないという選択になりますし、②の視点を採用するなら、新たな知識への自己投資という意味も含めて、B社のシステムに自分の時間を費やすという選択になります。
言い換えれば、①は「自分自身の現状スキルを最大限有効に使う」選択、②は「時間の投資により自分自身の新たな可能性を拡げる自己投資」の選択となります。

どちらが良い悪いという話をしているのではありません。時と場合によっては時間という資源を他の業務に割いた方が良い場合も当然ありますし、敢えて自己投資という意味で時間を使うという選択も当然あります。

改めて考えてみると、他の場面でも上記の様な複数視点で考えられるケースって沢山あるんです。
例えば、先日まで開催されていた高校野球の試合を例に考えてみると・・・

【CASE】
C高校(先攻) VS D高校(後攻)の試合。9回裏まで進み、1-0でC高校がリード。
C高校のマウンドには先発から投げ続けているE投手。
しかし9回裏のD高校は1アウトでランナーが1塁2塁。長打が出れば逆転サヨナラという場面。
この場面でE投手が考えるであろうこと。。。

E投手
E投手

①「ここをダブルプレーで抑えれば完封勝ち!自分はヒーローだ‼」
②「長打を打たれて試合に負けてしまったらどうしよう・・・」

検討の結果、①の思考でピッチングに向かう場合は相手バッターに対して「絶対に打たれない!」「打てるものなら打ってみろ」といった攻めのピッチングになるでしょうし、②の思考でピッチングに臨むなら、「打たれない配球で投げよう」という守りのピッチングになるものと考えられます。

また、私自身の体験談で恐縮ですが・・・
奥さんが最近、韓国語の勉強を始めたんです。理由は好きで聴いているK-POPの曲の歌詞の意味をちゃんと把握したいから、という推し活マインド全開の理由です(苦笑)
ちなみに私は韓国へ行った経験はありません。学生時代に留学生の友人が何人かおりその中に韓国人もいたのですが、会話は専ら日本語でしたので、韓国語は全く分からないど素人のレベルです。

そんな私が、横で韓国語の勉強をしている奥さんの姿を見て思ったこと、、、

モウカク
モウカク

①「今どうしても必要というワケじゃないし、韓国語の勉強に時間を割かなくてもいいかな…」
②「今どうしても必要ではないけど、勉強することで得られる知識が
今後どこかで役に立つかもしれない」

上記2つの視点を天秤にかけた私。結果、選択したのは韓国語の勉強をするという選択でした。
そんなに深い理由があったワケではありませんが、「今まで自分が触れてこなかった分野へチャレンジすることで刺激を受けたい、貰いたい」という感覚から、勉強してみようという選択をしました。
現状、勉強を始めて数か月。まだまだ分からないことだらけですし、テキストや問題集を開いても理解が全然追いついていないような状態なのですが(苦笑)、純粋に「新しい分野に触れる」「新たな知識を得る」ことでの自分自身への刺激は都度実感しています。この刺激を実感出来るだけでも、勉強に取り組んでいる意義はあったのかな、そんな風に感じています。

最後に改めて繰り返しになりますが、どちらが良い悪いという話をしているのではありません。時と場合によっては時間という資源を他の業務に割いた方が良い場合も当然ありますし、敢えて自己投資という意味で時間を使うという選択も当然あります。
要は、「複数の視点から見て検討することで、その時の自分自身にとっての最適解を導き出すクセをつけましょう」ということです。これが出来るようになると、少なくとも一時の感情に流されて何らかの選択をした結果、後悔することになった、というようなケースは防げるようになりますよ!

それでは今回はこの辺で。長々お付き合いいただき有難うございました m(__)m

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