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家族の介護のときに持つべきマインド

介護
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こんにちは。モウカクです。

「もし自分の家族が要介護になったら?」
誰もが1度や2度、思い悩んだことがあるのではないでしょうか。ある程度年齢を重ねている場合はことさらです。
私は会社員時代からのメンター経験の中で、多くの皆さんからの相談に乗ってきていますが、家族の介護に関する悩みを持たれている方も非常に多かったです。

そんな私は、10代前半から家族の介護に携わり始め、現在に至るまで絶賛介護継続中です。
昨今言われるようになったヤングケアラー経験者でもあります。

ヤングケアラーとは(日本ケアラー連盟による定義)

家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートを行っている、18歳未満の子供のこと。
※ 一般社団法人日本ケアラー連盟 ホームページ
https://carersjapan.com/about-carer/young-carer/

今回は、30年強の介護キャリアを持つモウカクが、「介護の時に身につけておくべきマインド」について説明していきたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください。

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必要以上に考えない。「いずれ来るもの」と迎え入れる。

いつどんな状況で介護が発生するか分からない

最初に結論から言いますが、「必要以上に考えない」ことです。

お怒りくん
お怒りくん

は? 気になるから悩んでんだろ!!
いい加減な事言うんじゃねーよ!!!

という声が沢山聞こえてきそうですが、これが結論です。必要以上に考えないでください。

では何故か?
「いつどんな状況で家族の介護をする立場になるか分からない」からです。

私の体験談でお話すると、中学校に上がったかどうかくらいの年齢だったと思います。。。
いつものように学校生活を送っていたモウカク。ある違和感に気付きます。。。

モウカク
モウカク

あれ?
最近ウチの親、家にいること多いなぁ…

元気に会社勤めをしていた親が、平日昼間から家にいることに気付いたのです。
ただこの時は「ま、風邪かなんかで休んでんだな」くらいで考えていました。。。。。
ところが。1か月、2か月、3か月・・・親が家にいる頻度は増える一方。
さすがに「これは何かヘンだぞ」と思いましたが、直接親に聞くことはありませんでした。今振り返れば、まだ他人事として見ていたのだと思います。

結果。親はストレスによる精神疾患により、会社に行けない状態になっていました。
他の家族は精神を患った親を認めたくなかったのか、まともに向き合いませんでした。
そして・・・介護役をモウカクに指定してきたのです。理由は「いずれモウカクがやることなんだから」の1点張り。

何が起こっているのか分かりませんが、当時のモウカクには「断る」という選択肢はありませんでした。
こうして渦に巻き込まれるような形で、モウカクは親の介護と向き合う生活が始まりました。

「いずれ来るもの」と捉えて気楽に構える

以上、私の体験談でお話しましたが、家族の介護は「いつどんな状況で発生するか分からない」のが実態です。
「家族の介護が発生したら・・・」と事前に考えを巡らすこと自体は、ある程度は必要だと思います。全く考えるなという方が難しいでしょう。
ただ繰り返しになりますが、家族の介護はいつどんな状況で発生するか分かりません。
予め考えていた事態と全然違う形での介護になる可能性だってあります。もし考えと全然違う状況だとしたら、またイチから考えなければいけませんし、結構なストレスになります。

そこで持っていただきたいのが、「介護はいつかは来るもの」と考え温かく迎え入れるマインドです。
人間は皆同じように年を重ね老いていきます。この事は皆さん理解いただけると思います。「いずれ当たり前に迎えるもの」として脳が認知しているからです。一方、自分の老後が具体的にどうなっているかを明確にイメージすることは難しいですよね。

介護についても、同じように考えることが出来ます。
誰もが同じように年を重ね老いていくので、介護が必要な状況を迎える可能性は相対的に高くなります。
ただ、必ずそうなるとは限らないですよね。将来のことは誰にも分からないからです。
であれば「介護はいずれは来るものだろうから、来たら来たで対応するか!」くらいで気楽に構えていたほうが良いのです。

要は「実際に起こっていないことを心配しても仕方がない」ということです。

まとめ ~発生するタスクをこなした数だけキャリアになる~

いかがでしたでしょうか。
冒頭でも書いた通り、家族の介護については多くの皆さんが1度は頭を悩ますテーマではないかと思います。

ただモウカクの経験上から言えば、必要以上に悩むことは本当にないと思います。
私自身、10代前半から親の介護にずっと携わる生活になるとは全く思っていませんでした。
どう接していいかも分からない、でも他の家族は向き合おうとはしない…そのような中で、出来ることを1つずつ見つけていったのです。

・毎日親の様子を観察する。具合の良い時と具合の悪い時の行動パターンを把握する
・親が対話を望んだ時には対応する。
・親の体調が悪い時には病院に付き添う。主治医とのコミュニケーションを図る

上記は一例ですが、こんな感じで日々私に出来ることを淡々と積み重ねていった結果、今の30年強の介護キャリアになっています。

実際問題「家族の介護」という状況が発生したら大変だとは思います。経験からも断言できます。
ただ、まだ起こっていないことを必要以上に悩む必要はありません。
悩んでいる、イライラしている状態というのは思っている以上に周囲に伝わっているモノです。
悩む、イライラする、悶々とする…このような状態では、要介護者にもその感覚が伝わってしまい、お互いにとって望ましい状態ではありません。

発生したら発生したで目の前にやってくる課題・タスクと淡々と向き合ってこなしていく。これの積み重ねです。
積み重ねた日々・経験がそのまま介護のキャリアとして強みになります!
「また新しいことが経験出来るな!」くらいのマインドで介護を迎え入れると、前向きに取り組むことが出来ると思いますよ!

それでは今回はこの辺で。長々とお付き合いいただき有難うございました m(__)m

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