広告あり

ジェネレーションギャップを感じた時に大事にしたいこと

考え方・捉え方
本記事内には広告が含まれています。
スポンサーリンク

こんにちは。モウカクです。
4月。新年度に入って約1週間。これから徐々に新年度が本格化していくことと思います。

特に新社会人の方にとっては、色々な世代の方とコミュニケーションをとる場面が一気に増えてきます。
その逆も然りで、40~50代の方々も若い世代の皆さんとコミュニケーションをとる場面が増えることになります。
ジェネレーションギャップに関する悩みを多く聞くようになるのもこの季節・・・

さて今回は、そんなジェネレーションギャップに関する話を綴ってみたいと思います。
少し前に妻と話をしていたときの事です。妻が見ていたテレビでジェネレーションギャップのケーススタディを紹介した番組がありました。そのケースを元に問題点、改善点などについて個人的に感じたことを以下に記します。

スポンサーリンク

ケーススタディ

CASE概要

・上司より会議資料の作成を指示された部下。
・数日後。当日迄締切の資料の提出がないまま、定時で部下が帰宅してしまう。
・事態に気づき、慌てた上司が確認。「ここまでは出来た」と未完成状態で上司にメールが送信されていた。
・唖然とした上司は結果的に自分と同僚で未完成部分の資料作成を行う事態となる。
・その夜、部下は自身のSNSで「自分の時間を確保できない人生はダメだ!」といった類の発信をしていた。

問題点

部下の問題

上記ケースにおける部下の問題点として、以下のことが挙げられます。

a. ホウレンソウ(報連相)の体をなしていない。
進捗に関する連絡がメール送信による一方通行のみの状態。「ここまでは出来た」という自己の都合を一方的に主張しているだけであり、少なくとも相談の形にはなっていません。社会人として最初に最低限身に着けるべき報連相が出来ていないことになります。

b. 納期までに業務を完了していないので、上司・同僚・会社に迷惑をかけている。
上司から指定された納期内に業務が完了していない時点で、上司・同僚・会社に迷惑をかけるという行為に繋がってしまいます。言い換えれば、上司や同僚の時間を奪っているも同様です。にも関わらず定時に帰る事を優先しているのは、「納期までに業務が終わらないことへの問題意識が極めて希薄」であると言わざるを得ません。
仮に立場が逆だったら、こういう人はどういう対応を見せるのでしょう。烈火の如く怒るのでしょうか?だとしたら全く説得力がありません。。。

c. 自身のSNSで「自分の時間の確保が大事」と発信している。
この行動原理から、会社や仕事への帰属意識は低いことが見てとれるため、自発的な意識改革は極めて難しい事が伺えます。

上司の問題

一方で、上司側の問題点としては以下のことが挙げられます。

a. 業務指示は適切だったのか?
上司は「この業務、●日までにやっておいて」だけで済ませていた可能性が考えられます。部下はこの指示で正しく理解できるレベルだったのか、指示の仕方に疑問符が付きます。
    
b. 部下に対する社会人としての研修は適切か?
上記のケースだと、部下は報連相が満足に出来ていない状態です。社会人・企業人として最低限の知識、マナーをちゃんと研修できていたのか、疑問です。

c. 進捗管理は適切か?
上記のケースだと、上司は納期まで部下の進捗管理は特にせず、放置していた様子がみてとれます。
この時の部下は完全に独り立ちしていて、業務を一任出来るレベルなのか?
一任出来ない場合は、メンターを配置するか直接部下に進捗確認する、または業務指示の段階で「〇日までに完了しなさい。完了が難しいと判断した場合は、▲日の△時までに必ずその旨報告しなさい。」と具体的に指示を出すべきであったと考えます。

本ケースにおける課題と改善点

この時点においては、上司の中の常識と部下の中の常識が大きく乖離しており、このままでは今後の業務遂行に支障をきたすであろうことは想像に難くありません。
企業人・社会人の観点から見れば、部下の行動に問題があるのは明らかですが、このような行動結果を招く教育しか出来ていない上司にも大きな問題があります。

社会人・企業人経験が豊富な上司側から見れば、この部下の行動原理を理解することはかなり難しいと言わざるを得ません。
ですが、自分の常識は他人の非常識、まずは上司の方から部下の行動原理や信念を見極め、共感を示したうえで社会人・企業人としての最低限のマナーを根気強く教えていくことが改善に向けた一歩目ではないでしょうか。

まとめ ~今回のケーススタディから感じたこと~

この10年20年、社会インフラの激変により、日常生活のツールもがらりと変わりました。
パソコン、メールが革新的と言っていた40、50代からしたら、SNSを駆使し、パソコンやメールの使い方が分からない20代の行動パターンにはついていけない部分も多いかもしれません。

ですが生きてきた生活ツールが変われば、常識や行動原理も変わるもの。
上司も部下もお互いの常識や行動原理を知り、共感したうえで着地点を見つける必要があるのではないでしょうか。
お互いに大事にする部分を示しつつ、歩み寄る姿勢が必要
ではないか、ということです。

ただ、これが出来れば苦労はしないんですよねぇ。。。
何故なら、経験重ねてくるとだいたいつまらないプライドをたくさん持ってしまうから。
「なんで俺が部下に歩み寄らなきゃいけないんだ!!」って。
私が会社員時代に遭遇してきた上司クラスは大抵こんな感じでしたね。。。
そして、自分が部下をもつ立場になった時には、もれなくこのつまらないプライドもついていました(-_-;)
…部下に躊躇なく歩み寄れる上司、いたら間違いなく人格者だと思う。。。(少なくとも私は遭遇したことがない)

運よく「自分の上司は歩み寄ってくれるよ!」という皆さん、是非そのご縁を大事にしてください ((´∀`))

それでは今回はこの辺で。長々お付き合いくださり有難うございました m(__)m

コメント

タイトルとURLをコピーしました