こんにちは。モウカクです。
先日(2024年9月22日)、新潟県民会館で開催された田原俊彦さんのライブに初参戦させてもらい、その圧巻のパフォーマンスに終始圧倒された私、モウカク。
ライブ終演後は、
・凄かったな~トシちゃん・・・
・生で観ると全然違うわ、ハンパね~!
・さすがKING OF IDOLと言うだけあるわ~‼
こんなことを思ったわけなのですが、、、あれから1週間ほど経過した今、ふとこんな疑問が頭をよぎりました。
「トシちゃんが「KING OF IDOL」と言わしめる要素ってどこにあるんだろう?」と。
誤解なきように言いますが、決してネガティブな意味で言ってはいません。寧ろ「さすがKING OF IDOL」とすっかり納得している人間です。
今回は、私が個人的に考える「トシちゃんを「KING OF IDOL」と言わしめる要素」について、イベント運営経験者の観点、ステージングの観点などから掘り下げて考えてみたいと思います。
よろしければ最後までお付き合いください。それではいきましょう。
「アイドル」の意味に思うこと
まず最初に「アイドル」とは何か、定義を振り返ってみたいと思います。
私自身「アイドル」という表現を聞くと、「若くて人気があり、テレビ番組や歌を歌っている人」という認識やイメージを物心ついた頃から持っており、男性でいえば今記事で取り上げている田原俊彦さん・近藤真彦さん・郷ひろみさんなど、女性でいえば松田聖子さん・松本伊代さん・小泉今日子さんなどが連想される感じです。
一方で、「アイドル」の意味を正確に調べたことって無かったんです。
アイドルは「アイドル」、まんまでしょ?
若くて人気のあるタレント・歌手…
みたいな感じの認識のまま、深掘りしてこなかったんですよね。
そこで改めて「アイドル」とは、を調べてみると・・・
…なるほど。イメージしていたよりもう少し威厳のある、荘厳な印象を受けます。
真面目な物言いになりますが、こう考えると「アイドル」という職業はものすごく過酷なものだなと思うのです。
中には、以下のようなことを思っている人もいるかもしれません。
アイドルって、ワーキャー言われてキラキラしてればいいんだから楽で羨ましいよな~
・・・すみません、以前の私がまさにそうですorz
でも実際は違います。生業にする以上、見る人達から常に畏敬・憧れを持たれ続ける必要があるのです。
言い換えれば、格好悪い・ダサいなどと思われたりするのは御法度とも言えます。そう考えると、「アイドル」という職業を続けている人は「とても過酷な道を歩き続けている人」であると言えると思います。
仮に私にそんな素養があったとしても、その道を歩き続けていける自信はありません。凄い道を歩んでいる方々だと思いますし、ただただリスペクトです。
そんな中で、トシちゃんは「KING OF IDOL」の称号を掲げているわけです。
ただでさえ、常に格好良く・素敵な姿を見せ続ける必要がある「アイドル」という生業の中でも「KING」というポジションです。
言い換えれば「アイドルの中で誰よりも格好良く・素敵な姿を見せ続け、見る人達に畏敬・憧れを与え続ける必要がある」ポジションということになりますし、と同時にそのノルマを自分自身に課しているのです。
…これ、考えてみたらヤバくないですか?
「いつ・誰が・どこで見ても、格好良く素敵な姿を見せる」という宣言に等しいワケですから。
少しでも格好悪いところがあったりすることは許されないわけです。これは相当苦しいですよね。ある程度年齢を重ねてくると尚更です。人生の経験則からくる甘えみたいなのが顔をのぞかせ、
まぁ、こんなもんでいいでしょ・・・
ちょっとくらい大目に見てくれるよね・・・
ということも出てくるわけです。(私なんかはしょっちゅうです・・・)
でもトシちゃんはその逆で過酷な道を歩き続けて、いや、走り続けているんですよね。それだけでも相当なマインドを持っているのだと思えるのです。
「KING OF IDOL」と言わしめる要素について個人的考察
「最高のパフォーマンス」の為に一切妥協しない姿勢
まず始めに私自身の話で恐縮ですが、私は過去にイベント運営会社での勤務経歴があり、イベント運営のスタッフや主催・責任者として100件以上のイベントに携わってきました。
以前SNSで紹介いただき、トシちゃんのバースデーライブに密着という動画内でいわゆる舞台裏も見させてもらいましたが、イベント運営経験者の身からすると非常にリアルに感じる部分が多いです。
イベント運営スタッフはスタッフなりの視点で、演者がベストパフォーマンスをするにはどうあるのが最善かを考えて準備を進めるわけですが、演者側との意見の相違というのは往々にして出てきます。
その場合、演者側と運営スタッフ側でそれこそ開場時間ギリギリまで喧々諤々と議論を交わし、試行錯誤を繰り返すことになります。空気が張り詰め、ヒリヒリすることは日常茶飯事です。
演者側と運営スタッフ側が喧々諤々と激論を交わすというのは、傍から見ると「空気重い…」「雰囲気悪い…」などと感じられるかもしれませんが、関わっている側から見ればとても良い事であると言えます。
何故かというと、イベント当日に「最高のパフォーマンスを見せるためにどうすべきか」という、向かっているベクトルが同一方向だからです。お互いに本気で向き合うからこそパフォーマンスレベルもより上がっていきますし、更なる課題も見つかりやすくなるのです。
逆に言えば演者と運営スタッフがお互いなあなあでイベント運営を進めてしまうと、決して最高レベルのパフォーマンスにはなりませんし、問題点が生じても「今回はたまたま…」などと言い訳して問題点と向き合いません。これは私自身の経験則からも断言出来ます。
戦国時代の名将である武田信玄の言葉、
「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」
上記の言葉がとてもよく当てはまるケースではないかと思います。
話を戻しましょう。
上記のバースデーライブ密着時のトシちゃんの姿勢からは、「最高のパフォーマンスを見せるため」に自分の意見をスタッフにぶつけている事が見てとれます。スタッフの皆さんはトシちゃんの意を汲んで対応されていましたが、意見の相違があれば当然議論になると思います。
イベントの規模・観客数・時間などの要素に左右されず、「自分が最高のパフォーマンスを出すためにどうすべきか」その一点にひたすら向き合っているように感じられます。
この「自分自身最高のパフォーマンス」を出すために自分自身と向き合い続けている姿勢、これが「KING OF IDOL」という称号に自然と含蓄を持たせているのではないかと思います。
「有言実行」することでの説得力
上の項でも書かせてもらいましたが、私はイベント運営に携わってきた経験があります。
イベント運営経験者あるあるかもしれませんが、自分がイベント参加者の立場であってもイベント・公演進行中は以下のような視点にどうしても目が向いてしまいがちになります。
例えば、
・ライブ開演前のチケット捥ぎりのスタッフの態度はどうか。
・ライブ開演前・開演中の観客を誘導するスタッフの動線がどうか。
・ライブ中のカメラ撮影の動線が観客の邪魔になっていないか。
・入学試験や資格試験時の監督員・補助員の動線がどうか。
・イベント会場での案内の仕方が適切か。誘導員の配置場所は適切か。
などなど。一種の職業病ですね(苦笑)
何が言いたいかというと、折角のイベント・コンサートであっても、気が付くとイベント開催側の視点で空間を見ていることが多いということです。(余談ですが、自分が資格試験などを受験する立場のときには割と致命的なんですよね…自分では集中しているつもりでも、気が付くと運営進行に問題ないかに視点が向くという・・・)
ただ、先日初参戦したトシちゃんの公演(2024年9月22日 新潟県民会館)に限って言わせてもらえば、上記で書いたような視点には一切目が向かないほど、トシちゃんのステージングに惹き込まれました。
そして過去記事のライブ参戦レポでも書かせてもらいましたが、「とても上質・良質なコンテンツとして良いものを見させてもらった」という感覚が強烈に残ったのです。
素人の立場で数値化するのは失礼な話ですが、敢えて点数をつけさせてもらえば「120点」を付けます。
理由ですが、私自身が一応イベント運営の業界に長年携わっていたので、イベント・公演進行中における演者・スタッフの動線、イベント空間全体の空気感などは人並み以上には敏感であるつもりです。
手前味噌な物言いで大変恐縮ですが、その私がステージングに惹き込まれて他の視点に目が向かなかったというのはそれだけステージングに説得力があったことの裏返しではないかと、勝手に感じています。
以前、YOUTUBE「田原トシちゃんねる」の期間限定配信コンテンツでトシちゃん本人が言っていた言葉、
時間があれば是非ライブに遊びに来てください、損はさせません!
実際に体験してみると全くもってその通り。いや寧ろ大量のお釣りが返ってくるような内容でした。
自分の発した言葉を自分自身の行動で示して見るものを納得させること。まさに「有言実行」です。
個人的には「有言実行による説得力」が、「KING OF IDOL」という称号に大きな説得力を持たせているのではないかなと感じています。
「パフォーマンスクオリティ」の担保
これは以前、私がSNSで書いたことなのですが・・・
トシちゃんのライブで実施されている「拡散祭り」(1曲のみ撮影・録画OK、SNS投稿OK)というもの、改めて考えると物凄いことを平然とやっているよなぁと感じます。
ツアーを通して毎公演1曲ずつ対象曲を変えてくるということは、ライブ全編を通して同一のクオリティを担保していることの自信の裏返しだと感じるのです。
自分はいつ、どこで、何の曲をパフォーマンスしても
「最高だった」と言わせる自信がある!
というメッセージのようにも見え、プロのアーティストとしての矜持をまざまざと感じるところであります。
この「いつ何時でも同一のクオリティを出せる」という姿勢にも「KING OF IDOL」という称号に説得力を持たせている部分なのかなと感じるわけです。
まとめ
以上、今回はトシちゃんが掲げている「KING OF IDOL」という称号を言わしめる要素について、トシちゃんのステージング・ステージパフォーマンスなどから個人的に考察をしてみました。
改めて考えてみると、トシちゃんは常に格好良く・素敵な姿を見せ続ける必要がある「アイドル」という過酷な生業の中で、敢えて「KING」というポジションを標榜することで、「アイドルの中で誰よりも格好良く・素敵な姿を見せ続け、見る人達に畏敬・憧れを与え続ける必要がある」というノルマを自分自身に課しているのだと思うのです。
そのノルマを常時達成するために、
上記に挙げた要素とひたすらに向き合い続けているのだと思います。
言い換えれば、常に自分自身と向き合って己に打ち勝つ姿勢を見せ続けていること、それがトシちゃんが「KING OF IDOL」たる源泉ではないのかなと、そのように感じる次第です。
これはアイドルという職業のみならず、どの業界においても「プロフェッショナル」であるための必要不可欠な要素だと言えると思います。
色々書いてしまいましたが、生き様・仕事へ向き合う姿勢など非常に学びになるなと改めて感じます。
人生を強く逞しく生き抜くための生きる教科書として、「プロフェッショナル~仕事の流儀~」、「情熱大陸」、「SONGS」などの番組で取り上げてもらえないものだろうか・・・絶対有益だと思うのだけれど🤔
(既にフューチャーされていたとしたらゴメンナサイ🙇)
それでは今回はこの辺で。長々お付き合いいただき有難うございました m(__)m
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