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≪体験談 Vol.2≫新規顧客宛の電話営業担当になり、約1,500件の顧客リストを作成して、ひたすら電話かけまくってた話②

目標達成・苦手克服
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こんにちは。モウカクです。
前回に引き続き、記事を見てくださりありがとうございます!

前回の記事を読みたいよ、という方は以下よりどうぞ ↓↓↓

電話営業の体験談について、続きを綴っていきます。よろしければお付き合いください。

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翌日。
外は雲ひとつない快晴。我が心の中は晴れひとつないどん曇り・・・
外で遊ぶには最高だろうなぁ・・・嗚呼、太陽が恨めしい。。。
完全なるインドア派であるはずなのに、アウトドアに思いを馳せている私。。。
普段あまり考えないようなことに思いを馳せるくらいには追い込まれていました・・・
こうして、長い長い営業電話初日が幕を開けたのです・・・

モウカク
モウカク

おはようございます・・・

出社した私を待っていたのは、いつものデスクとパソコン、そしてラスボスのような存在感で私を威嚇してきた、いつも使用していた電話機の姿でした。。。

いや、大げさな。脚色しすぎでしょ??
そう思った方、1回経験してみてください・・・絶対分かりますから。

ちなみに、「営業部だったら、営業電話くらい経験してきたでしょ?」
という声も聞こえてきそうですが、当時は新規顧客の対応をしたことはあっても、事前にアポイントをとってから直接先方に訪問しての営業、というスタイルだったので、電話のみでの営業というのは全く経験がない状態でした。

RPGゲームで例えるなら、レベル1の冒険者が「装備品:初期装備」、「経験値ゼロ」の状態で、レベル50クラスのラストダンジョンからスタートするようなものです。


とにかくどういう風に電話して話を切り出していこうか、全く分からない状態でした。
電話しなければとは思いつつ、一歩目の踏ん切りが付かずにいた私は他の業務をすることで逃げていました。

約30分後。奥の方からドスの効いた野太い声が。

上司
上司

おい!電話してんのか!! 電話掛けてる声聞こえてこねーぞ!!!

…バレてる。いや、同じ部屋にいるんだから当たり前か。

もう逃げられない。
意を決した私は、リストを開き、無心で一番上の顧客の電話番号に電話しました。
「ああだったら」「こうだったら」などとつい直前まで頭の中を駆け巡っていたネガティブシミュレーションはいつの間にか消えてしまっていました。

「考えても仕方ない。始まったらあとは流れだ!!!」
人気アニメ、「鬼滅の刃」に出てくる全集中の呼吸、みたいな状態ですかね。
(ちゃんと見たことないんで、使い方間違ってたらゴメンナサイ_(._.)_)

・・・いける! これならいけるっ!!
トゥルルルルルルル・・・・ガチャ!!

顧客0001
顧客0001

はい。〇〇株式会社です。

モウカク
モウカク

あ、もしもし。あの、私●●株式会社のモウカクと申します。お忙しい中恐れ入れます。弊社は△△商品を扱っているのですが、何か御社のお役に立てないかと思いまして・・・

顧客0001
顧客0001

あ、ウチ間に合ってるからいいわ。どうも。

ガチャン!!! ツ-ツーツー。
1ラウンド。開始12秒。KO負け。

私の営業電話初戦は、このようにあっさりと終わったのでした。
全集中の呼吸も全く通用せず。。。私には鬼を倒す素質はないようです・・・

上司からのプレッシャーがあったとはいえ、やっとの思いでかけた電話・・・
その壁はあまりにも厚く、高すぎたのです。。。

そんなワケで、レベル1・初期装備状態で、初めての営業電話という名のラストダンジョンに果敢にチャレンジした私はあっさりと返り討ちにあってしまいました。

某有名RPGなら、ここでこんな声が聞こえてきそうです。
「おお、モウカクよ。しんでしまうとはなさけない!そなたにもう一度チャンスを・・・」

当時の私ならこう言ったでしょう。
「いや、チャンスいらないので、このままゲームオーバーで・・・」
そのくらい、私の心はポッキリと折れていました。

ただ、現実はそう甘くありません。
気付けば、再びレベル1、初期装備状態でラストダンジョンの入口前に立たされているのです。しかもHP(体力)が3~4割減った状態で。
某有名RPGのような慈悲ある声など一切聞こえてきません。強制的に上記の状態でまたラストダンジョン前に放りだされるのです。

嗚呼、天は我を見放した・・・目の前が真っ暗になり、絶望感にさいなまれ、精神はズタボロ・・・
しかし!
この時にはまだ気づいていませんでしたが、この時点でとてもとても大きなものを自分自身で得ていたのです!!

モウカクが得たとても大きなもの。
それは何か? 「営業電話を1件かけ、12秒で切られた」という経験です。

RPGでいうところの、「戦いで得た経験値」です。大抵のRPGでは経験値はレベルアップのために必須となるもの。私は、12秒で切られた営業電話1件のおかげで、貴重な「営業電話の経験値」を得ることが出来、レベルアップに一歩近づくことが出来ていたのです!!(その分、体力と精神力はだいぶ消耗してしまいましたが・・・)

でもよく考えてみてください。
某有名RPGでほぼ間違いなく最初に遭遇するであろうゼリー状のモンスター(ス●イム)との戦いだって、最初はろくにダメージも与えられず、こちらも結構なダメージを受けます。体力ギリギリで勝った経験だってたくさんあるでしょう。

大げさかもしれませんが、人生も同じです。
何事も成果を出すには、「まず経験する。その結果上手くいったこと、上手くいかなかったこと、全て自身の経験値としてレベルアップしていく。」
これが一番の近道だと、自身のこれまでの経験から今なら自信をもって断言できます。

話を当時に戻しましょう。
貴重な経験値を得ていることに気づけていない当時の私、電話をあっさり切られたことでモチベーションはプラスどころかマイナス100、200くらいまでダダ下がっていました⤵⤵
次に電話掛けても、また同じだろうな・・・
そんなネガティブな考えが頭の中を駆け巡ります。そして手が止まる・・・
数刻後、奥から飛んでくる殺気((・。・;

蛇に睨まれたカエル状態の私。逃げ場もなく、電話掛けるしかありません。
この時は「クビでもいいから会社休めばよかった・・・」と本気で後悔しました。
なぜ今朝、こんな快晴の日に遊びに行かず(インドア派なのに何言ってるんだ((-_-;))、会社に行く選択をしたのか、自分自身を呪っていました。

嫌々ながら、ようやく2件目に電話を掛けます。

顧客0002
顧客0002

何?要らん要らん。忙しいから。じゃ。

ガチャ。

・・・瞬殺です。
すでに折れている心をさらに容赦なく折ってきました。またもや手が止まりかけましたが、いずれ奥から殺気が飛んでくることが分かっていたので、「取り敢えず5件は掛けよう」と決め、重い手取りで3件目に電話を掛けたのです。(奥から殺気が飛んでくることが予測できたのも、「経験値」と捉えられますね。

ちなみに反応は、、、散々なものでした。

顧客0003
顧客0003

ウチは取引先変えるつもりないから。

顧客0004
顧客0004

要らない。

顧客0005
顧客0005

営業電話?迷惑なんだよね、掛けてこないで!

…今振り返ってもゲンナリするような反応でしたが、不思議なことに、1、2件目の営業電話時よりも体と心のダメージがほんの少し減ってる感じがありました。

「ああ、ここの顧客はこんな感じの反応ね」みたいな。
カンの良い人はもうお気づきでしょう。
そうです。5件営業電話を掛けたことにより、1件営業電話を掛けた時より5倍の経験値を得ているのです!この時点では5件とも瞬殺で断られているので、「断られる耐性」がほんの少しづつ出来ているのです!!

最初から上手くいく、いかないを心配する気持ちはよく分かりますが、関係ありません。
どういう結果であれ、自身の経験値として還元され、成長・成果の元になるのです。

そんなワケで、知らないうちに営業電話の経験値を積み重ねていた私。
不思議なもので、少しずつ電話をかけるペースも上がっていました。
「電話をかける」、「結果を受け入れる」事が自分の通常モードになっていく様な…そんな感覚でした。
気付けば、1日で約30件ほどに電話をかけ終えていました! …まぁ、反応は散々でしたが。。。

モウカク
モウカク

よし、明日もなんとか頑張るかぁ!

朝、快晴に恨み言を垂れていたことなどすっかり忘れ、体力と精神力は限りなくゼロに近かったものの、思ったより晴々とした気持ちで終業、帰路についたのでした。

今回はここまでにしましょう。
それではまた次回。今回も長々お付き合いくださり、ありがとうございました m(__)m

あらためて前回の記事が気になるな~、という方は以下よりどうぞ ↓↓

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