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≪体験談 Vol.1≫新規顧客宛の電話営業担当になり、約1,500件の顧客リストを作成して、ひたすら電話かけまくってた話①

目標達成・苦手克服
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こんにちは。モウカクです。
今回から何回かに分けて、モウカクが社会人時代に経験した電話営業の体験談を綴ってみたいと思います。

今でこそ、このようにアドバイスのような形でお伝えしていますが、私もかつては電話に超絶苦手意識を持っていました。そんな中、会社員時代にとある経験をしたことで、電話対応に対する苦手意識を何とか乗り越えていくことが出来ました。(まぁ、電話に超絶苦手意識をもったきっかけも会社員時代の出来事なんですが・・・(苦笑))

その経験とは、ズバリ「新規顧客1,500件に対する電話営業を担当した」こと!
それではさっそく、あの悪夢のような日々(苦笑)を振り返ってみましょう・・・

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会社員時代、数年ですが営業部に配属されていた私、ある時上司から別室に呼び出されました。
「なんかやらかしたっけ…??」
当時は毎日のように顧客対応で細かなミスを連発しており、心当たりがあり過ぎたモウカク、「絶対怒られる…」と妙な確信をもちながら恐る恐る別室に入りました。

席についた私を待っていたのは、上司からの意外な一言でした。

上司
上司

お前、明日から新規顧客向けの営業電話の担当な。取り急ぎ購入実績のない顧客リスト作成しろ。2,000件くらいだな。それ作ったらすぐ電話だ。分かったな?

モウカク
モウカク

??はぁ。。。 …ちなみにリストはいつまでに作成すればいいですか?

上司
上司

明日中。…って言いたいところだけど、3日間でリスト作成。そのリストに基づいて営業電話かけて、見込み客かどうか判断して報告しろ。納期は全部ひっくるめて10日間だ。分かったな!!

突然の業務命令に面食らった私。当時の私は営業部内でも顧客対応が特に不得手で、電話もまごまご、顧客対応1件ごとにアタフタしていて、上司や同僚たちをイラつかせていました・・・当然、電話をかける、電話に出ることも非常に億劫でした。

そんな私が、新規顧客開拓の営業電話担当になったのです。
今改めて振り返ると、顧客対応が不得手だった私に経験を積ませようとしてくれた上司の親心だったのかなと思えますが、当時は極悪非道な鬼にしか見えませんでした。。。
(当時働いていた会社はみんなバリバリの体育会系で、強面の人が多かったのです(;’∀’) 当時の上司はなかでもかなりの強面でした。。。)
口ごたえなど出来るはずもなく、半ば呆然としたままその日は帰ったのを覚えています。

モウカク
モウカク

「明日から? 今やってる仕事もあるのに??」
「リスト作成2,000件? 3日間でどうやって作成すんの??」
「その後で全部に電話? 見込み客か否かの判断をしろ?満足に顧客対応も出来ないのに・・・」
「1週間で2,000件に電話? 1日250件以上は電話すんの??ムリじゃん!!」

頭に浮かんでくるのはこんなネガティブなことばかり。
猜疑心はとどまることなく、「業務指示に見せかけたリストラかもしれない」などとと本気で一晩中悩みました。
…そんな事ばかり考えているうちに時間は過ぎ、ほぼ寝れないまま朝を迎えていました。

いっそのこと会社を休もうかとも思いましたが、リストラの可能性を考えていた私は、「今日休んだら絶対にクビになる!」という強迫観念にかられ、重い重い足取りで会社に向かったのです・・・

「昨日の話、何かの間違いじゃないかな・・・」
そんな淡い期待はすぐに露と消えます。。。

モウカク
モウカク

おはようございます・・・

上司
上司

おはよう。

いつもの強面でデスクにつく上司。淡々と業務を始める同僚。鳴り響く電話。
うん、いつも通りの風景。

・・・やはり昨日の話は本当か・・・・・
まずはリスト作成。リスト作成のためのデータ抽出元をリサーチするか、、、などと今なら手順を考えることもできますが、当時の私にはそんな知識・余裕もなく、「一体何から始めればいいんだか」といった状態。

途方にくれた私は先輩同僚に相談。ところが、、、

先輩同僚
先輩同僚

うーん、自分もやったことないから分からない。ま、初めてなんだし色々やってみれば?責任はもてないけど。

と、励ましてるのか突き放してるのかよく分からない回答が返ってくる始末。

この時、自分の中にあった反骨心になぜか火がついてしまいます。
「だったら好き勝手にやってやる!どうなっても知らねーぞ!!!」
このようにとてもとても不健康なマインドで、私の新規顧客宛 電話営業のミッションは幕を開けることになります。

まずは3日でリスト作成です。
今でこそ、「都道府県別」「業界別」「業態別」などのキーワードでデータを抽出することがだいぶスムーズになっていますが、この頃はSNSなどという概念はまだ存在せず、「インターネットって便利よな」「メールってすごくね」みたいな時代の話です。(世代がばれる(-_-;)・・・)
現在のようにネット上にそこまで情報が溢れている時代ではありません。

さあ、どうしよう。🤔
悶々と考えていた私。手が止まっていたのでしょう。奥から眼光鋭い殺気を感じます。

・・・・・上司だ。(当時はそれくらいのプレッシャーだった(-_-;))
ヤバい。手を動かすふりだけはしておこう。焦ってパソコンに手をかけた時、1つの方法が思い浮かんだのです。
(人間って追い込まれたり余裕がなくなった時に、アイデアを閃いたり覚悟が決まったりすること、ありますよね。)

その方法とは、、、
「都道府県」「タウンページ」などのキーワードでヒットした電話番号一覧のページをひたすらデータベースソフトにコピペしていく、というものでした。

いや、アナログ極まりない。。。もっと方法あるでしょ??そんな声が聞こえてきそうですが、、、
当時の私はそんな方法しか思いつきませんでした。さらに反骨心に火がついた状態で半ばヤケクソになっていたので、下記のような考えが滾っていました。

モウカク
モウカク

・2,000件のリスト数を稼ぐには、別業界の企業でもいいから含めよう。取り合えず数合わせだ!
・もし既存顧客が含まれていても、知ったこっちゃない!!そこまで精査する時間なんかないんじゃ!!

こんな不健康極まりない考えで頭は支配されていた私は、妙なアドレナリンが出ていたこともあり、顧客からかかってくる電話をすべて他の同僚に丸投げ(といえば聞こえはいいが、、、ただ電話を無視していただけ(-_-;))し、3日でなんとか約1,500件のリストを作成するに漕ぎつけました。

リストを作成した私、奥のデスクで控えている強面に報告へ。

上司
上司

リスト出来たか?

モウカク
モウカク

はい。件数は2,000件は無理でしたが、1,500件くらいまでは。。。

上司
上司

ふーん。新規顧客だけ洗い出したな?

モウカク
モウカク

はい。・・・分かる範囲で(大嘘)

上司
上司

・・・まあいい。これを基に電話かけして結果報告しろ。」
(←ほぼ間違いなく、「こいつ嘘ついてる」と疑ってると思う。)

・・・疑惑のまなざしを向けられながらもリストOKをもらった私、いよいよ鬼門の電話掛けが始まります。どうなることやら・・・

ちなみに後日談として、リストの新規・既存顧客を精査しなかったこと、リスト作成時に顧客対応電話を無視し続けたこと、あとで全て上司にバレて、もう出汁残ってないですってレベルでこってり絞られました。。。みなさんはヤケにならず真面目にやってくださいね(説得力ない。苦笑)
ただ、他業界についてリストに含めていたことは「何がきっかけで取引につながるか分からねーからな、良い観点だ」と思いがけず褒めてもらえました。ヤケクソから生じた思わぬ収穫でした。

…というわけで、ツッコミどころ満載のリストもどきをどうにか作り上げた私は、いよいよ翌日から電話掛けのフェーズにいくことになります。

「さぁ、やるぞ!!」
・・・などというテンションではもちろんなく、むしろ
「明日からついに電話かぁ・・・」
と、気分はフリーフォールのアトラクションのごとく急降下していました⤵⤵

当時、顧客対応1つにアタフタしていた私は、周りの同僚がスムーズに顧客対応している姿をみて、自分だけ出来ていないとすごく引け目を感じていました。
(実際には、自分の目にはそのように映っていただけでした。後々、異動で営業から離れる際、営業部の複数の先輩から「モウカクの電話対応は、顧客目線に立って丁寧に対応していたから、スゴいと思ってたよ。自分は電話ではそんな余裕はとてももてないから。」という声をもらったことで、自己評価と周りからの評価が全然違うことに気づいたのです。)

上記の状態について、心理学的には自分自身の自己肯定感と自己効力感が低いことで、「他人と比較して劣っている部分」にフォーカスし続けた結果、歪んだ認知を自身の中に根付かせていた状態だった、と言えます。

…話を戻しましょう。
「電話対応が上手くできない」という意識を強くもっていた当時の私は、自分が営業電話をバンバン掛けている姿が全く想像できませんでした。

モウカク
モウカク

「名乗った後、先方の反応が冷たかったら?」
「そもそも説明しても無反応かもしれない」
「途中で切られたらどうしよう・・・」
「仮に何か質問受けたら、まともに答えられないかも・・・」

…これぞ、「ミスターネガティブ」の本領発揮
順調な姿は全く想像できないクセに、うまくいかない姿はまぁリアルに想像できること想像できること。。。
またまた不健康マインド全開で眠れぬ夜を過ごした私なのでした。。。
(これ、うまくいかない姿が想像できるというのは、危機管理・自己防衛スキルが高いというメリットとも言い換えられるのですが、、、この辺りの話はまた別の機会に。。。)

今回はここまでにしましょう。続きは次回の記事にて。
では今回も長々お付き合いいただき、ありがとうござました m(__)m

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